2021/11/30更新0like2345view

著者:SUVACO編集部

専門家フィーチャー

大きな企業の中の小さな設計事務所。安心と細やかさの両立が強みの会社|リノまま(佐藤さん・李さん・秋山さん)

SUVACOに登録している専門家(建築家・リノベーション会社など)に、ご自身や会社のことをお聞きする連載「わたしのこと、会社のこと。」

今回は、東京都新宿区にあるリノベーション会社・リノままの佐藤さん・李さん・秋山さんにお聞きしました。(2021年11月時点での情報です)

▽ 目次 (クリックでスクロールします)

リノままってどんなリノベーション会社?

映画興行や飲食業サービスを展開している「東京テアトル株式会社」が母体の「リノまま」。そんなエンターテイメント分野で活躍する企業が、お客様の生活に密着した新たな領域として取り組んでいるリノベーション部門のサービスです。

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リノままの、設計・佐藤さん、設計・李さん、マンション物件仲介・秋山さんにご自身のこと、会社の魅力について伺います。

みなさんはそれぞれどのようなことを担当されていますか?

佐藤和裕

佐藤和裕

設計

「設計」の枠にとらわれず、お客様の「暮らし全般」をトータルプロデュースするような気持ちでいます。
気持ちよく住んでいただくためなら、インテリアのことももエクステリアのことも物件探しのことも何でも相談に乗っています。
李さん

李さん

設計

今の住んでいる住まい、新しく購入する住まい、ワンストップからのリノベーションにおける設計営業を担当しています。
秋山さん

秋山さん

物件仲介

不動産の仲介をしています。
物件探しから計画されているお客様に、中古物件+リノベーションの基本知識や資金計画、物件の探し方などの説明から始まり、具体的な物件の提案、見学、購入が決まった後は物件の引き渡しまでをサポートしています。

今の仕事をしようと思ったきっかけや経緯は?

佐藤さん

佐藤さん

「自由度が高いこと」です。

会社によっては、特定のメーカーの設備を使わないといけない、特定の建材を使わないといった制約がいろいろとあります。一方で、ウチにはそういった制約が一切ありません。

自然素材を含め、お客様にあったもの、お客様が選びたいものであれば自由に提案できることが魅力であると思い、この会社を選びました。
李さん

李さん

少数精鋭集団、30代~40代の世代で一定の経験をもったスタッフが集まることで自由な空気感があり、固定概念がなく、個々の裁量を信頼し任せてもらえる体制があるためです。
秋山さん

秋山さん

前職では宅建資格は持っていましたが、仕事としては不動産仲介の営業を専門にしていたわけではなく、家づくりを考えている人に施工会社を紹介するコーディネーターのような仕事をしていました。

当時、リノままとは取引先の一社としてお付き合いがあったのですが、「映画の会社なのに、不動産やリノベーションの事業?なんだかおもしろそう」というのが最初の印象でした。
少し異なった角度から住宅に関わっていた自身の経歴と、リノままの業界的立ち位置に親和性を感じて、ここなら面白いことができるのではないかと思い、リノままを選びました。

この仕事の醍醐味や魅力を感じるところは?

佐藤さん

佐藤さん

一番はやっぱり「お客様が喜んでくださること」ですね。

プランを作るときは自分もそこに住むような気持ちになって、グッと入り込んで考えていきます。だから何時間かかっても苦になりません。
そうやって作り上げたお住まいが結果として喜んでいただける、というのが最大の魅力です。
李さん

李さん

365日、常に自分のプレゼンテーションの場です。
お客様と現場に対して、自身の経験値となっている発想と提案力をフルに活かし、お客様に喜んでいただけることが醍醐味です。

相見積もりの結果、任せていただけるところにこそ、自分の価値があると考えています。その経験からさらに自身に磨きをかけ、お客様が喜んでいただけるために向上できること。また、それによってしっかり対価をいただけることは、やりがいある仕事だと思っています。
秋山さん

秋山さん

なんといっても、お客様の役に立てていると感じられるところが醍醐味です。

私自身も家を買う時に物件をたくさん探した経験があります。専門用語がわからなかったり、営業マンの言われるがままに進めてしまったりと、今思えばもっと勉強しておけばよかったなと思うことがたくさんありました。
また、結構強引に営業を受けたこともあって、不動産業界って怖い……と感じたことも。

そんな自身の経験があるので、お客様には極力わかりやすく丁寧に説明をして、強引に話を進めないということを常々意識しています。
そのため、引渡しを終えたお客様から「不動産屋さんらしくないのが良かった」と評価をいただいたこともあり、うれしかったですね。

好きな家具・建材とその理由を教えてください

佐藤さん

佐藤さん

自然素材、無垢材、造作家具の質感が好きです。

長い目でみると素材の変化によって味わいも深まります。
長く使えてよいものを、新築にはないような手づくり感を、ぜひ暮らしに取り入れてもらいたいですね。
李さん

李さん

お客様の個性と好み(洋服と同じで似合うものをコーディネートするのが私たちの仕事であり、それを気に入っていただき仕事を任せていただける)で提案するので、自分の好みは持ち込まないことを徹底しています。

私自身の好きよりも大切なのは、お客様が日々安心して長く使うことができ、手間のかからないものが基本であると考えてご提案しています。
秋山さん

秋山さん

前職では自然素材の建材に関わっていたので、無垢の床や家具などが好きです。

無垢の木は反ったり、傷がつきやすかったり、色が変わったりという変化もありますが、香りや肌触り、調湿機能、意外に掃除がしやすいなど、欠点を補って余りあるメリットがあると思います。
ご興味のある方はぜひ、いくらでも説明できますよ。

リノままのこだわりや、自慢できるところは?

佐藤さん

佐藤さん

とにかくお客様としっかりと時間をとり、打ち合わせをじっくりとおこなうことです。

お客様から「お気に入りのカフェをイメージしている」というお話をいただいた時には、実際にそのカフェに伺い、その場でお打ち合わせをさせていただいたこともあります。実はカフェの照明が暗くて資料が見づらかったんですが(笑)

また、お客様が「どうしても気になる」というアンティークドアをショップまで一緒に見に行って選んだこともありました。
李さん

李さん

日々の現場において、タイムリーな情報交換が密であることです。

東京テアトルは上場企業ですが、リノまま営業部は少数精鋭。大きな企業の中の小さな設計事務所といった印象です。
会社のバックアップを存分に活かしながら、大手の良さ(価格的なメリット・将来への安定感)と設計事務所の細やかな対応力が両立しているところがお客様にとっての魅力だと思います。

また、担当した設計士が初回~完工~メンテまでを一貫してしっかり見られる体制となっています。工事監督も自社の社員のため、メンテナンス時の対応の細やかさがすごいところだと思います。
秋山さん

秋山さん

目標はもちろんありますが、今月何件必達!のようなガツガツしたところがないところです。
ガツガツしすぎると自分たち本位の仕事になってしまいがちですが、弊社はお客様本位で進められます。

お客様にとっては一生に一度の家づくりです。右から左へ数をこなすよりも、じっくり丁寧に取り組めた方がお客様にっても良いと思います。
リノままは、そうできる土壌のあることがすごいところです。

リノままの特徴や少し変わったところがあれば教えてください

佐藤さん

佐藤さん

どのポジションにいてもお客様との距離が近いことです。

物件探しやリノベーションの検討に入る最初の段階から、物件仲介担当・設計担当・工事担当にいろいろと相談をしながら進めていくことも多々あります。

それぞれのポジションを分業化していないので、最初にお客様が抱いたイメージを工事が終わる最後までずっと共有できます。
李さん

李さん

無理やりに仕事を取ることは、お客様や私たち双方にとっても、結局メリットにならないという考えのため、設計期間や対応、工事期間に時間をしっかりと確保し、案件が多いからといったベルトコンベア式の仕事は請け負わないことです。

私自身、今まで数社のリノベーション会社に在籍していましたが、量ばかりを追いかけず、質・対応を重視するこのバランス感は、当社の映画会社からスタートしている「サービス業」としての基本理念に基づくものだと思っています。
秋山さん

秋山さん

映画部門や飲食部門の並びで不動産部門(リノベーション)があるところです。

業界的には専業がほとんど、もしくは系列でも別会社という組織が多いですが、ひとつの会社の中にあるのが珍しいのではないかと思います。
より近いところで、他部門とのコラボレーションを進めていけるといった点で、オンリーワンになれるのではないかいう期待を持っています。

リノままの雰囲気ってどんな感じですか?

佐藤さん

佐藤さん

少数精鋭なので、物件仲介担当・設計担当・工事担当と役割はあるもののみんなの距離が近く、なんでも相談し合って進められる雰囲気です。
李さん

李さん

30代~40代中心の経験値あるメンバーで、自由な空気と発想ができる雰囲気です。

そのため、お客様がリノままのどのメンバーを選んでも損しない・裏切らないメンバー構成で「打ち合わせ~完工~住んでから」のすべてにおいて後悔がなく、楽しく暮らすことができます。
秋山さん

秋山さん

リノままは部署としての規模は小さいので、設計や施工の担当者とも意思疎通がしやすく、仕事の相談もしやすいため、穏やかな印象です。
お客様へ物件をご紹介する時点から、どんなリノベができるかを話し合い意見を交換。物件仲介担当:秋山さん(左)と設計担当:李さん(右)

お客様へ物件をご紹介する時点から、どんなリノベができるかを話し合い意見を交換。物件仲介担当:秋山さん(左)と設計担当:李さん(右)

満足できる、納得できる家づくりをするためには、依頼先との相性も大切です。
この記事を読んで、リノままに興味を持った方は、ぜひ下記のリンクよりプロフィールページをご覧ください。

リノままの詳しいサービス内容を確認したり、ここから直接、資料請求や問い合わせをしたりもできます。

対応業務 リノベーション (戸建、マンション、部分)
所在地 東京都新宿区
主な対応エリア 埼玉県 / 東京都 / 神奈川県
目安の金額

60平米 フルリノベ1,080〜1,200万円

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