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元々、パリのアパルトマン風インテリアでステキなお部屋だったんですって!今回さらにさらに、ステキにリノべしました
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設計を担当
想像力を刺激する、小さなアパルトマン
築17年38平米マンションのリノベーション。前住民がすでに白いパリのアパルトマン風のリノベーションをしており、はじめからステキなお部屋でした。限られた予算の中で、料理好きな彼女が家を訪れてくれる友人達を美味しい料理でもてなせるように、夫婦2人気兼ねなくゆっくりと家時間を楽しめるように、kurachiffonで空間提案させて頂きました。キッチンのシンクや水栓金具、コンロは、前住民が残していったモノを取り外し、新しいタモ材のキッチン天板に取付直しました。
ご結婚のために38平米のマンションを購入された女性からのご相談でした。もともとパリのアパルトマン風のリノベーションが施されている物件でしたが、ご予算も限られていたので床は既存を残し、建具ももともとあったものを転用し、DIYを取り入れました。
狭さを解消出来るように空間を縦使い(ロフト上をベッドルーム、下は収納)したところと、既存の建具や扉を転用したところです。
普段はご夫婦2人なので、60センチ角のテーブルで食事をしていますが、折り畳みテーブルを広げて、収納奥のデスクを持ってくると、180センチの大きなテーブルになり、6〜8人でも一緒に食卓を囲めるように、家具造作もしました。
ロフトの階段は「ロ」の字のBOXを重ねてあり、組み換えるとソファのテーブルにもなるように作りました。
ご主人はDIYのご経験はなかったのですが、タイルを自分で貼ったり、アンティークのドアを買ってきて下さったりと、前向きに取り組まれていたのがうれしかったです。
はじめ、上階からの排水パイプが露わになっていて、びっくりしました。その位置は変えられないので、そこから右側にシンク、食洗機、ガスコンロ、電気コンロ、壁、冷蔵庫、躯体壁なのですが、とにかくギリギリで寸法が足りず、60センチの冷蔵庫が入らない、、、という事態になってしまい、どうしたら良いのか、と頭を悩ました事が印象に残っています。
狭小リノベーションは寸法を追いたくなってしまうのですが、設計段階で逃げが無いとダメだな、と今も痛感しています。。。
キッチンのシンクや水栓金具、コンロは、前住民が残していったモノを取り外し、新しいタモ材のキッチン天板に取付直しました。
玄関タイル、キッチンタイルともに、ご主人のDIYです!!
寝室はご主人の身長ぎりぎりの高さまで床を上げ、寝室の下は収納庫。たっぷり入ります。
ダイニングテーブルは高さが調節できる脚を選びました。スタンディングバーに早変わり!キッチンの奥には「ヒミツの空間」があります。(パントリー兼ワークスペース、寝室下の空間へもつながってます)
寝室へは階段家具で上り下りします。昼間は組替えて、テーブルとして使えます。
「ただいま〜」と家に入ると、キッチンから小窓越しに「おかえり〜」というニコっの笑顔が見えます。また、玄関から対角線の1番遠いところまで見えるので、狭小ながら広がりを感じられる工夫をしました。
玄関には大きなクローゼットがあります。(もともとキッチンがあった場所。扉は位置を40センチ移動して転用しました。)38平米の小さな部屋ですが、収納を適所にきちんと取ることで、雑然としない広くすっきりとした空間になります。