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2024/04/15更新|0like|1669view
家づくりのプロに聞きたい「10のこと」シリーズ。
今回は、東京都台東区にオフィスを構えるkurachiffon(クラシフォン)の代表・瀧内さんの「10のこと」。瀧内さんは、2人の子供を育てる女性建築家。子育て世代の視点による心配りと、感性を活かした細やかな設計が魅力です。
(2024年4月時点での情報です)
Q1. 日常でふと感じる職業病(こだわりや癖)は?
Q2. 家づくりに関する知識で負けないこと、得意分野は?
Q3. 休日の過ごし方もしくは、仕事で活かせる趣味は?
Q4. 好きな家具とその理由は?
Q5. 好きなアーティストは?
Q6. 長年の愛用品 or 仕事のお供・必需品は?
Q7. オススメの家づくり関連の書籍やウェブメディア・イベントは?
Q8. お気に入りの住宅事例は?
Q9. 素敵な出会い・忘れられないお客さまとの思い出は?
Q10. 最後に、「うちの家づくりのココがすごい!」と思うところは?
色々なものの寸法が気になったり、計算してしまうことですね。例えば、扉の枠やサッシの高さ、梁の高さなど目分量で寸法が何ミリくらいかな、と気にしています。
実際に子育てをしている方の目線に立った動線計画の提案には自信があります。
子供の成長を含めた将来を見据え、小さい時は室内をぐるぐると回れる間取りや、動きやすいのびのびとした空間づくりを。また、大きくなってきた時には、学校から帰宅した際にランドセルや通学鞄を置いて、洋服を脱いで…と子供自身で身支度ができる動線を意識しています。
中学生くらいになると塾に通うために帰りが遅くなったり、生活スタイルが変わってきますよね。そんな時でも、カーテンで仕切って勉強ができるようにしたりと住環境も変化に合わせ可変性を備えた設計を心掛けています。
特に東京都心は、マンション・戸建て問わず、狭小住宅が多く、広さに限りがありますが、多機能性を意識した空間づくりをするなど、なるべく狭さを感じさせないための細やかな設計が得意です。
ケーキやお菓子づくりが好きで、子供たちやお友達を招いて一緒にキッチンでお菓子づくりを楽しんでいます。わが家は、キッチンを中心に回遊でき水道を両側から使えるつくりになっているため、子供たちも自由にキッチンで調理をすることができます。
休日に子供たちとキッチンを囲んでお菓子づくりを楽しむ様子(画像提供:kurachiffon)
近所に自社工房を持つ家具ブランド「WOODWORK」の家具を15年くらい前に購入して長く使っています。カラフルな生地面があるので、空間に合わせて選べるのが魅力です。
「WOODWORK」をインテリアに取り入れた施工事例。ブックアトリエ「bookwill(蔵前)」の様子(画像提供:kurachiffon)
「どんな いえに すみたい?」(作: ジョージ・メンドーサ 絵: ドリス・スーザン・スミス)
この絵本がとても好きで、何度も読んでいます。
建築家のネズミが色々な動物たちに合わせて家を設計する話で、家が立体的かつ緻密に描かれているので、眺めていて飽きません。海外の絵本ですが、和室が描かれている家もあることにも面白さを感じています。
一番の必需品は、やっぱりスケールです。今使っているものは割と重くて存在感があるものなのですが、現場で失くしがちなのでこのくらいが良いなと思っています。
扶桑社の「relife+(リライフプラス)」が大好きで、毎号読んでいます。
特に戸建てリノベの特集が好きで、戸建てならではの高さを活かした自由な空間の使い方をしている事例に注目しています。
もう設計してから10年以上が経っていますが、自邸でもある37平米のマンションリノベーションは気に入っています。
使い勝手や狭さを感じさせないことにこだわって設計していて、キッチンが両面から使えて家族で作業ができることのほかにも、トイレが脱衣室を兼ねていることや、浴室がガラス張りになっていて狭く感じられないようになど、さまざまな工夫をしています。
引き出し式のベッドや小上がりは、自宅にも取り入れたいとおっしゃる方が多いですね。
室内に高低差があり子供たちにとっても楽しいようで、中学生になってもかくれんぼをして遊んでくれています(笑)
「UEHARA APARTMENT」は、ご結婚のために38平米のマンションを購入された女性からのご相談でした。もともとパリのアパルトマン風のリノベーションが施されている物件でしたが、ご予算も限られていたので床は既存を残し、建具ももともとあったものを転用し、DIYを取り入れました。ご主人はDIYのご経験はなかったのですが、タイルを自分で貼ったり、アンティークのドアを買ってきて下さったりと、前向きに取り組まれていたのがうれしかったですね。
kurachiffonは設計事務所ではありますが、部分リノベも積極的に対応させていただいている点は、ほかにはないのかなと思っています。
マンションに住んでいてリフォームやリノベーションはしたいけど、全体をやるのはハードルが高い…という方も多いと思うんです。子供部屋をつくる、ファミリークローゼットをつくる、など細かいご相談にものっています。生活するなかでの問題を解決することにやりがいがあるなと感じています。
ほかには、いつも施工をお願いしている工務店さんと事務所をシェアしているので、細かい納まりや施工について相談しながら進められるので、スピード感をもってコミュニケーションができることも強みです。現地を見に行ったり、完成後もなにかあったときはすぐに一緒に対応できるので、お客さまにも安心感を持ってもらえるのではと思っています。
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