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設計、施工、監理、土地・物件探しを担当
建築家アルヴァ・アアルトの自邸にインスパイアされた木目調の壁が印象的なLDK。
木で造作したキッチンや洗面台、床・壁に貼った布目模様のタイルからは、手仕事ならではのほっと落ち着く素朴な質感が伝わってきます。
背丈や仕舞うモノの量に合わせて計算された収納もしっかりと確保することで、デザイン性だけでなく暮らし心地の良さも追求。
アアルト邸の美しさと家族の暮らしやすさが融合した、唯一無二の空間が完成しました。
いつかは自分たちの好きな家を作りたいと夢見ていたという奥様。「立地、予算、広さ、全てを叶えたいと思ったら、私たちには中古リノベがあっていると思いました」と当時を振り返ります。もともとミッド・センチュリーや懐かしい雰囲気のもの、海外の住宅デザインが好きだった奥様が目指したのは、建築家アルヴァ・アアルトの自邸のような空間。デザイン打合せではアアルト邸の写真集やSNSの画像を参考にデザイナーとイメージを共有していったといいます。
この家の主役ともいえるキッチン。奥様の身長に合わせて高さを設定した広々キッチンを造作しました。内装に合わせてレトロ調にデザインされたキッチンはまるで家具のように空間に馴染んでいて、ご夫婦のお気に入りのインテリアだというダイニングセットともぴったりの世界観を演出しています。
同じくお気に入りだというソファの背面には、胸の高さほどの壁で仕切られたベッドスペースが広がり、奥様がかねてより取り入れたいと思っていたゴールデンベルがアクセントの明るい空間となっています。
「『みんな見て!私のつくったお部屋だよ!』って、自慢したい気分です(笑)」と、楽しそうに話す奥様。
ただ家にいるだけで満足感を感じるというこのお部屋。本当に好きなものや大切にしたい価値観をすべて詰め込んだ家づくりは、何より素晴らしい経験だったといいます。予想以上に充実したSさんの暮らしは、まだはじまったばかりです。