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設計、施工、監理を担当
築30年のマンションをご主人様念願の書斎のある住まいへとリノベーション。仕事の時間が不規則で自宅でも仕事をすることが多いご主人様が、仕事に集中できる環境を確保しています。
さらに家全体の繋がりを感じられる間取りや導線計画をすることにより、ワークライフバランスがとれ、家族と一緒に過ごす時間がより豊かなものになりました。
奥様の実家と同じマンションの2LDKの一室を購入し、10年近く暮らしていた施主様。マンション購入当初は夫婦2人で暮らしていましたが、お子様が2人生まれ4人家族になった現在では2LDKの部屋では手狭に感じ、この先住んでいくイメージが持てなくなっていました。ご主人様の職場が自宅近くにあり、仕事の時間と家族の時間のバランスを考えた際に、同マンションの奥様のご実家と交換する事により、より広い部屋で家族全体の生活環境が変わらない暮らしが出来るのではないかと考えました。ご実家をリノベーションすることにより、子供部屋や収納スペースの確保、またご自宅でのお仕事も多いご主人様にとっては、ワークスペース・書斎を持てる喜びを感じ、より自分たちの拘りを実現できそうなリノベーションを選択されました。
リノベーションを検討されていたご実家は、少し前に水回りのリフォーム(キッチン・UB)を行っていたため、施工費用等を抑えるためにもリノベーション後もキッチンとUBを再利用した間取りをご提案しました。
キッチン周りにはパントリーが欲しいという施主様のご希望を叶えようとすると、洗面脱衣室の狭さが際立ってしまうところ、当時はコロナ禍ということもあり洗面台を廊下に出してしまうことを提案。パントリーと脱衣室の広さを確保しつつ、玄関からリビングへの動線の中で自然に手を洗うという流れを組み込みました。
以前までは少し狭く作業しづらかったキッチンですが、リノベーションを機に作業台を作ったことにより、調理スペースが増えストレスなく料理をすることが出来るようになりました。また、お子様も含めて一緒に料理が出来るような広さもあるため、親子で一緒に作業することが増え、家族のコミュニケーションが増えました。
寛ぐことができる場所が多い事です。ダイニングスペースだけでなく、小上がりにて計画した畳スペースやその途中の段差部分など気軽に座ったり寝転んだりすることが出来る場所が多く、子供たち含め家族全員がゆったりと過ごすことが出来ています!
家全体と暮らしのつながりを感じることが出来る事。玄関からリビングにかけて全体的に、仕上げの利用方法等をうまく合わせることにより、全体のつながりを感じることが出来るようにしました。また、仕事をしながらも家族とのつながりを感じることが出来る空間構成もこだわりポイントとなっております。
玄関入ってすぐの場所に書斎を計画。適度な閉鎖感もありながら、室内窓を取り付けたことで家族の気配も感じられます。
土間収納を設けることで、外に持ち出すものや室内に持って上がりたくないものをここで収納することができます。
仕事で必要な書類を収納できるスペースも確保したことで、作業効率も格段にアップ。
玄関収納にはサッと座れるベンチもあり、荷物を置いたり靴を履く時も便利です。
デザイン性が損なわれないように、玄関収納と洗面台を造作で繋げて製作したのはリノベならではのアイデア。
帰宅をしてそのまま居室に行く前に、洗面台で手が洗える便利な動線。
間接照明を玄関〜廊下、キッチン壁面、リビング天井と各所に計画することで、家全体の繋がりを照明でもつくりだしました。
造作洗面台と同一種類のモールテックス天板とタイルをキッチンにあしらい、空間に統一感を。
書斎とリビングの天井は、RC造マンションならではのコンクリート現しの塗装仕上げに。
本来躯体現しの天井は電気配線の配管が露わになる所、今回はダイニングの天井組の段差を活かして間接照明を仕込み、リビング天井をスッキリと仕上げています。
家族みんなが自由にゆったりと寛げる小上がりの畳スペース。ゴロッと横になったり、段差部分を利用して椅子のように腰掛けることも出来ます。