SUVACOに登録している専門家(建築家・リノベーション会社など)に、ご自身や会社のことをお聞きする連載「わたしのこと、会社のこと。」
今回は、リノベーション会社・リノベーションスタジオKULABO(以下、KULABO)の、森居さん・中山さん・鶴田さんにお聞きしました。(2022年04月時点での情報です)
▽ 目次 (クリックでスクロールします)
KULABOってどんなリノベーション会社?
みなさんはそれぞれどのようなことを担当されていますか?
今の仕事をしようと思ったきっかけや経緯は?
この仕事の醍醐味や魅力を感じるところは?
好きな家具・建材とその理由を教えてください
KULABOのこだわりや、自慢できるところは?
KULABOの特徴や少し変わったところがあれば教えてください
KULABOの雰囲気ってどんな感じですか?
KULABOってどんなリノベーション会社?
リノベーションスタジオKULABO(株式会社sumarch)は、愛知県内にリノベーション専門店を5店舗、不動産仲介ショップを7店舗展開し、ワンストップリノベーションを得意とする会社です。
お客様のニーズに合わせて、マンションの部分リノベや造作、戸建では耐震・断熱工事といったフルリノベーションまで幅広く対応できる体制が整っています。
KULABOのチーフマネージャー・森居さん、サブマネージャー・中山さん、鶴田さんにご自身のこと、会社の魅力について伺います。
みなさんはそれぞれどのようなことを担当されていますか?
リノベーションの営業担当のほか、社内の営業・マネージャー陣の統括や一部店舗の管理を行っております。
リノベーションは既存住宅を扱うため、管理職となっても最先端のお客様の意見を反映できるように、営業担当としてもご対応させていただいております。社内に不動産部署もあるので不動産探しからのワンストップサービスとしてご提案しております。
リノベーションの現場監督業務(積算・現場管理)、現場監督の統括を行っております。
積算業務では、お客様にご提案、見積書の作成を行なっております。また、現場管理業務では、工事に携わる協力業者との連絡窓口、資材手配、原価管理を担当しております。
さらに、各店舗の現場監督スタッフの保有する現場案件・積算案件を管理したり、業務改善事項を提案し、各スタッフが働きやすい環境の調整を行っております。
設計を担当しています。
KULABOの設計職は、間取り提案やインテリアコーディネートといった営業より引き継がれたプランをお客様と打ち合わせを重ね形にしていきます。
打ち合わせでのお客様の意図が現場監督にしっかりと伝わるよう図面作成も並行して行い、工事開始後も現場と図面に相違がないか確認するため現場に足を運びます。
今の仕事をしようと思ったきっかけや経緯は?
入社時はリノベーションという言葉もあまり浸透していない中で、事業内容としていち早くリノベーション事業を進めていたことです。
また、ワンストップサービスとして不動産探しから設計施工まで行っているので全体的な知識を得られると感じたからです。
会社の風土は、チャレンジ精神やスピード感がありこれから発展していくリノベーション業界にもしっかりと時代に合わせて変化でき、人材が揃っている会社だと感じた点が大きかったです。
お客様とのファーストコンタクトから、打ち合わせ、現場管理業務、お引き渡し、アフターフォローまで一人のお客様に対して、一人のスタッフが責任を持ち、対応するという体制に魅力を感じたからです。
現在は、業務改善に伴い、営業・設計・施工の3セクションが1チーム体制となっておりますが、各スタッフがセクションの垣根を越えて、お客様のために自身ができることを模索する姿勢は、以前の体制からの名残りでもあり、今でも強く感じる魅力でもあります。
大学時代に建築学科を専攻していました。
空間を考えることが好きで、制限のある中で空間を検討していくリノベーションに興味をもっていました。
インターンシップに参加した際、実際に社員一人ひとりが楽しそうに働いている姿を見たこと、自分のデザインが形になる楽しさや営業、設計、施工がチームとなって1人のお客様に携わっていくことでの仕事へのやりがいを伺い、自分自身もここで学んで成長したいと強く思えたのが入社する決め手となりました。
この仕事の醍醐味や魅力を感じるところは?
やはり、お客様にご満足いただけたタイミングです。
引き渡しのタイミングはもちろんの事、プランやデザインのご提案を通して信頼していただき、感謝の言葉をいただくシーンが多くとてもやりがいを感じます。
また、KULABOは図面を細部まで書き込み、デザインはCGなどパースを用いたご提案を徹底しています。さらに、常にコストパフォーマンスが高い水準であるように日々社内改善も行っています。
メンバーも皆一緒に思考・行動してくれるのでとても頼りがいがあり管理という仕事においてもとてもやりがいを感じます。
お客様に満足のお言葉をいただいた際に、やりがいを感じます。
他セクションスタッフのようにお客様と時間を共にすることは少ないからこそ、現場という結果でお客様に満足いただけるような現場運びや、カッコいいデザインの追求を現場監督という立場から実践してくことに力を入れております。
現場監督は、リアルでおきている現場に立ち合えるポジションです。設計スタッフがお客様とイメージを擦り合わせしたプランを実現させるために職人さんと意見を交え、実現していく過程が楽しいです。
またリノベーションの性質上、工事中にイレギュラーが発生したりするケースも少なくありません。その際にどのようなアプローチで解決していくか検討することもリノベーションの難しさであり、醍醐味であると私は思います。
この仕事の醍醐味はお客様から「ありがとう」という言葉をいただけることです。
お客様とは3〜4ヵ月の期間を経てじっくりと打ち合わせを重ねていきます。
打ち合わせではお客様が何を求めているかを意識し、さまざまな角度からヒアリングできるよう心がけているため、お客様と一緒につくりあげた家が完成し満足の言葉をいただけることに一番のやりがいを感じます。
KULABOでは引き渡し後にカメラマンを呼び写真撮影をお願いすることがあり、その際にも「とても暮らしやすいです」などの言葉をいただけます。お客様と引き渡し後の関係性が続くところも魅力的なポイントです。
好きな家具・建材とその理由を教えてください
具体的な商品名ではないですが、最近はカーテンを空間に取り入れることに注目しています。
カーテンは、窓からの採光を調整するだけでなく、空間を仕切ったり、空間を彩るなど多様な役割を持っています。そんなさまざまな観点で、お客様のご満足度につながる提案ができればと思います。
「見切り材」に興味があります。
家はさまざまな素材を組み合わせて彩り、構成されています。そして、異なる素材がぶつかるところには「見切り材」を入れて、縁を切るという考え方が建築にあります。その見切り材には、シート部材や木材、アルミ、樹脂を用いるのですが、どれがお客様のイメージに近いか、現場がカッコよく納まるかを日々考えております。
見切り材はメインの素材ではありませんが、デザインリノベーションを成り立たせる上で、重要な役割を果たしています。
木材にこだわっています。
KULABOでは造作家具の製作・ご提案をさせていただく機会が多いのですが、お客様により気に入っていただけるようテイストや用途に合わせて樹種や塗装の性質までこだわります。
木は柔らかさとあたたかさを空間に取り入れることができ、経年変化で深みを増すところがお気に入りのポイントのひとつです。
KULABOのこだわりや、自慢できるところは?
実は「KULABO」は、暮らしの研究所(laboratory)をもじってつけられた屋号になります。
店舗内には、照明・モジュール・インテリア計画などさまざまな内容をわかりやすく体感しながら設計やお打ち合わせができるよう、LABOスペースというブースがあります。
若いスタッフが多く在籍していて、エネルギッシュであることです。
そして、会社自体もまだまだ発展途上であるからこそ、時代や働くスタッフのニーズに合わせて、スタッフ自身が必要だと感じることを提案・実践する環境があります。
パワーのあるスタッフがいて、積極的に活動できる職場環境があり、これ以上に幸せなことはありません。
リノベーションは水回りの位置や梁、柱の位置など間取りを考えるうえで多くの制限がでてきます。
普通ですとマイナスになってしまう要素を、「これがあるからいい」とデザインとして実現し、それをプラスに変えていくよう考える時のこだわりがKULABOはとても強いんじゃないかなと思います。
KULABOの特徴や少し変わったところがあれば教えてください
造作関連の工事が得意な点だと思います。
扉や家具をオリジナルで設計してお客様、現場、デザインに合わせて、製作させていただくことが多いです。
ハンドメイドになってしまうのでどうしても費用としては高くなりがちですが、ご納得いただけるようにコスト面にも配慮してご提案させていただいています。
自分次第で担当セクションの垣根を越えて、仕事の幅を広げられるところです。
営業なら営業業務、現場監督なら現場監督と、それぞれの業務内容をこなすだけでなく、お客様のためにベストな提案をしていくために、業務の幅が広がるケースがあります。
私も、現場監督という立場ではありますが、実施設計段階に施工的な面でのアプローチとしてデザインやプランを提案することもあります。
KULABOには、社内検査として自分が担当していない現場に足を運び工事完了前にチェックする期間があります。傷や汚れなどの細かい確認を行うのはもちろんですが、納まりの良かったところ、悪かったところを共有する機会にもなります。
自分が担当している現場以外も手を抜かないので、お客様にはより安心していただけるのではないかと思います。
KULABOの雰囲気ってどんな感じですか?
リノベーションが大好きなメンバーだと思います。
もちろんお客様にご満足いただきたい、より良いデザインや空間をつくりたいなど思いはありますが、リノベーションでなくてもそれらは求める事ができると思います。
いろいろな仕事が世の中にある中で、よりリノベーションを通じてお客様にご満足いただきたい、自身の成長に繋げたい、良い事例をつくっていきたいという思いを感じます。
「お客様に満足していただくため」に各セクションの専門のメンバーが意見を交え、より良い方法を模索するための熱量を持っていると思います。
また、メンバー同士が成長できるために自身がどのような働きかけを行えるか真剣に向き合うことができる風土があります。
社員同士の信頼関係があり、コミュニケーションが取りやすい会社だと思います。
お客様をチームで対応させていただいている分、お客様にとって何がベストかを考えてよく話し合いを行います。
全員がモチベーション高く、常にお客様のことを優先して考え仕事をしているので
話し合いからより良い提案が生まれることがたくさんあります。
満足できる、納得できる家づくりをするためには、依頼先との相性も大切です。
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対応業務 注文住宅、リノベーション (戸建、マンション、部分)
所在地 愛知県名古屋市中村区名駅三丁目28番12号 (ほか全9拠点)
主な対応エリア 愛知県 / 岐阜県 / 東京都 / 神奈川県
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