2016年06月17日
建築家とリフォーム・リノベーション会社の違いって?
リフォーム・リノベーションを依頼する上で、建築家、リフォーム・リノベーション会社それぞれのメリット・デメリットなどを教えてください。
建築家のメリットは本質を見極めてプランやデザインを提案してくれる点と第3者的立場で施主の代理としてチェックしてもらえる点です。デメリットは、建築家によっては設計料が高くなる可能性がある点と物件探しやローン、工事契約などは施主の方でそれぞれ動かなければならないので、時間がかかる点です。
リフォームリノベーションの会社のメリットは、設計、工事などすべて完成まで中古物件の購入からローンの手続きまで一貫して面倒をみてくれ、面倒がない点です。デメリットは、第3者的立場の人がいないので、チェック機能が弱い点です。
いずれも一長一短、結局は信頼できる人との出会いからはじまるのかもしれませんね。
建築家に頼むほうがリノベーション会社よりコストパフォーマンスは良いと思います。建築家は営業コストや広告宣伝費をかけていないので、総額が同じ場合には良いものが使えるはず(原価は安くなるはずなので)です。設計費が別枠でかかるので高く見えますが、リノベーション会社の場合も設計にはコストがかかっています。同じコストであれば設計やデザインにかける労力や時間が大きく違います。なかなか理解しにくいかもしれませんが、このかける労力や時間の違いは空間の豊かさやアイデアなどに反映されます。
一方で、数をこなす事で見えてくるところもあるので、標準化できるものについては事例豊富なリノベーション会社に一日の長があるのも事実です。