2016年06月14日
リノベーション相談前に用意しておくといいものは?
持ちマンションのフルリノベーションを考えています。専門家に相談する際に用意しておくとよい情報はありますか?
こちらでもお調べすることができますが、事前に下記の内容をご用意の上、ご相談いただけると、その場でリノベーションでできるコト/できないコトのご説明がより具体的にできるかと思います。
【管理規約の修繕に関する記載内容】
フローリングの遮音性能に対する決まりなど、各マンションによって決められている制約事項などがありますので、その確認のため。
【建物竣工図のうち、お部屋に関わるページなど】
設備の配管ルートなどが分かる資料があると、キッチンやお風呂などの設備の位置変更の話ができます。また、お部屋の平面詳細が分かる資料があると、撤去できる壁と撤去できない壁の話から、どのような間取り変更が可能かよりリノベーションの具体的なご説明ができるかと思います。
【資金計画】
持ちマンションの場合、住宅ローンを利用したリノベーション費用の借入ができませんので、リフォームローンのご利用か現金をご用意いただく、という選択肢になるかと思います。そのため、ご予算の資金計画も重要になってまいりますね。ご予算によってご説明する内容も変わってくることが考えられますので、ご相談の際には資金計画やご予算をどのようにお考えなのかをお教えいただけると適切なアドバイスができるかと思います。
マンションの躯体(構造体)と現状をできるだけ正確に把握しておくことが、無駄な手戻りのないリノベーションにつながります。状況により、そういった情報が入手できない場合は現場調査で確認をします。
まず、ご用意していただきたいのは、お住まいの住戸の平面図です。
築年数によって違いはありますが、購入時の販売図面には、天井の高さ、梁の位置、床暖房の範囲、コンセントの位置など比較的詳しい情報が入っている場合が多く、リノベーションの資料として役立ちます。
築年数が古く、不動産販売の簡単な間取り図のようなものしかお持ちでない場合は、それを元に実測をして現況図面を描きおこすことになります。
平面図の他に断面図、設備関係の図面などもあればよりよいのですが、それらの図面は竣工図(完成時の図面)として管理事務所などが保管している場合が多いので、最初の段階でご用意していただくのは難しいかもしれません。
図面以外には、マンションの管理規約により、床の防音性能などリフォーム工事に関する規定や工事届出申請の方法などを確認しておいていただけると助かります。
他には、ご要望やこうしたいというイメージをノートなどに書き留めておいていただけるといいと思います。
最初から整理してまとめていただく必要はありませんので、思いつくままに箇条書きにしておいていただけるとわかりやすいです。
今のお部屋の情報とこれから「リノベーションしてこうしたい!」という情報がともにあればお客様と専門家の方でイメージがしっかり共有できるのでスムーズに打ち合わせが進みます。
雑誌の記事でもウェブサイトなんでもよいので「こんなリノベーションをしたい」というご自身のイメージに近い写真や使ってみたいインテリアの写真なんかがあると楽しく打ち合わせできます。
他には今のお部屋の間取りがわかるような図面や管理規約などがあるとよいですね。
弊社では、リノベーションやインテリアにまつわる多くの書籍を用意しておりますし、不動産業者専用のウェブサイトから今のお部屋の図面をすぐに検索することもできるので、何も持たずに「夢」だけをもってきていただくのも大歓迎です。
・物件概要が分かるもの(間取り図、販売時図面等)
・マンション新築時の竣工図面(管理人室に保管されていることが多い)
・管理規約(所有者、もしくは管理会社に問合せ)
・現地写真(現住まいや持ち家具、眺望等)
などがあると、リノベーションでできること・できないことの話がスムーズに進められます。
寸法、方位が記入されている平面図は必要です。それに加えてマンション管理組合にリノベーションする場合の注意事項などが記載されている資料がある場合は、その資料があるとスムースにお話ができると思います。構造、設備など竣工時の図面があるとより良いです。
図面、マンションの管理規約、現状の写真等。もちろん、リノベーションのご要望なども。あと、同じマンションでフルリノベーションをした住戸があれか、などの情報があれば参考になります。
マンションの管理規約、竣工図書などについてあらかじめご用意いただくとよいかと思います。より具体的な話をすることが可能となります。