建築家と言われる人たちは、多くは「意匠」設計者です。
建築を作るためには、いろいろな専門の設計者と共同で設計を行います。
基本的な所では、構造設計者と設備設計者です。
それ以外にも照明設計や音響設計、ランドスケープやサインや家具など必要に応じで、いろんな設計者と協力します。(自分でできる意匠設計者もいますが。)
ここで、建築家の専門性なのですが、正直私はそんなに重要ではないと思います。
もちろん、経験があるとないとでは違ってきますが、技術的なことでしたら各種専門設計者と協力すれば問題ありません。
それ以上に重要なのは、建築家との相性だと思います。
必要なのはコミュニケーション能力と、信頼関係です。
とは言っても、会ったばかりの建築家との信頼関係なんて簡単には作れませんし、相性なんてわかるはずがありません。
ですので、ホームページを見る時や面談時に、建築以外の趣味や嗜好なんかを見てみるのが良いと思います。
少なくとも、お互い思ったことが言える人なのか。
萎縮して言えない相手もダメですが、逆に何でも言うことを聞くだけの相手もダメだと思います。
施主と建築家は、対等な関係であることが、私は健全だと思います。
ご質問の趣旨とは違っているかもしれませんが、参考になれば幸いです。