家づくりに役立つメールマガジンが届いたり、アイデア集めや依頼先の検討に役立つ機能や情報が満載!
アカウントをお持ちの場合
(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)
設計、施工、監理、プロデュース・コーディネート、土地・物件探しを担当
京橋駅から特急で1駅。駅前も充実している枚方市駅。
駅から徒歩圏の閑静なエリアに建つ80㎡超の南東角部屋のお部屋。そんな物件をリノベーションさせていただきました。
今回のお部屋は、お二人のこだわりがふんだんに盛り込まれています。
「共働き」「カトラリー類も多く、二人揃って料理好き」「ご主人は在宅ワークの時間も長い」「生活リズムが違う」「靴が多い」などなど、
事前にいただいたヒントの中から、一緒に素敵なお部屋を組み立てていきました。
家づくりのきっかけは、結婚を機に新築の賃貸に引っ越されたものの、高い家賃がもったいないと感じたことや、そもそもの居住エリアの見直しの必要性がきっかけになりました。
もともとは新築注文住宅を検討されていたお二人ですが、『新築だとコスパや予算に見合わないし、かといって理想を追求したらお金が掛かりそう』と判断。
リノベーションの見学会に参加し、中古マンションの可能性や資産性にも着目して方向性を変更。
物件を探してからは、マンションにおいては『管理面やコスパと居住性』を。
リノベーションにおいては、『日当たりや料理のしやすさ、収納量が確保できること』を。
それぞれ追求していくことで、ライフスタイルにも強い想いを持つお二人のこだわりをうまく収めていきました。
全体を通して、白と濃い茶色の木の質感と黒系の色で引締めを図ったムーディなお部屋。明るくもできますが、少し照明を絞った状態やディナーの時間が絵になるような配慮もしています。
もともと二人で料理するのが好きということで、カウンターキッチンにする予定でしたが、このマンションの特性や、他の部分のゾーニングとの兼ね合いで、壁付けキッチンが収まりが良い、という結論に。話の経緯として「普通の壁付けキッチンは微妙」ということから、LIXILのリシェルSIのバイブレーション仕上げのかっこよさを活かし、かつ壁付けならではの4m超えのキッチンに。これに伴いハイグレード感の演出と大好きな収納量の確保に成功。天井にあったでっぱりを活かして逆に板張りの天井仕上げにし、かっこよく。また、バイブレーション仕上げのセラミックトップのリシェルに合わせて、作業台も造作し、キッチンを中心とLDK空間を作りました。
また、2か所にわけた大型クローゼットや、洗面回りの回遊可能な家事動線。
在宅ワークが楽しくなるような隠れ家っぽい書斎ルームなどなど、たくさんのこだわりを詰め込んだお部屋になりました。
リノベーションにあたり何の知識もなく臨んだのですが、廊下の幅・棚位置・クローゼットの幅など細かい部分までアドバイスしていただきました。今まで既成の棚位置など届かなくてストレスだったのが解消され、快適に過ごしています。ありがとうございました。
LIXILのリシェルのキッチンを特注して4m以上の長さで壁付けに。 また、作業台はバイブレーション仕上げのセラミックに合わせてピッタリと合う面材をコーディネート。 奥行きが間延びしないように、床の貼り分けやフルハイトのガラスサッシでアクセントに。
縦桟のウッドルーバー。 作業台の適度な目隠し感。 床材に合わせて造作したリビングドア。
チークの床からタイルで床を貼り分け、ガラスサッシのゾーンからサンルームに至るまで、連続性を持たせつつ表情が切り替わるように設計。
板張りの天井と、天井までの造作扉のバランスに配慮。
4m超のキッチンはご夫婦の趣味である『料理と食事』の時間を素敵にする為に、動線や色のバランス等、細かく設計しました。 4m以上の幅があるので、吊戸棚が最小でも十分な収納量に。
採光と回遊性を重視。奥でまたつながる作りに。
天井の板張りや、間接照明が多めなこともあり、大人っぽい雰囲気に。
もともと広いバルコニーに憧れていたご主人様の要望を叶えるサンルーム&セカンドバルコニー。 インテリアとしてはもちろん、洗濯物を干せる場所としても活躍するアイアンバー。 急な雨への対応が難しい共働きご夫婦には嬉しいポイントに。
趣味の釣り竿や自転車。 奥様が多くお持ちのブーツ。 事前にライフスタイルを細かくお聞きすることで、自分たちにピッタリな玄関収納スペースに。
在宅ワークも多いご主人様の為の書斎です。明かりが入ってくるように計算された小窓からは外の公園の景色も。
タイルとフローリングと真鍮で絶妙に切り替え。
サンルームともセカンドバルコニーともいえる空間。 優れた日当たりと眺望を誇る今回のお部屋の贅沢なスポットです。