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設計、施工、監理を担当
阪急千里線の人気エリア、南千里。
公園も整備されて、並木道を抜けるとある人気のヴィンテージマンションのうちの一つ。
もう我々も何度もリノベーションさせてもらっている、『北摂でリノベーション向けのマンションといえば』と聞かれれば、リノベーション関係者なら必ず名前が上がる人気マンションの中でも上層階の南向きのお部屋。
そんなお部屋をT様とワンちゃんが暮らす開放的かつ使いやすい空間に仕上げました。
今は家の近くの並木道も素敵なワンちゃんの散歩コースです。
きっかけはご紹介でした。
いろいろあって、ちょっと広くて新しい賃貸を選んだので家賃が高く、ずっとこの賃貸は無いなとは思っていたものの、多忙な仕事や、引越しのわずらわしさもあって、ついつい先延ばしに。
そんな時に職場のご友人が中古マンションを買ってリノベーションをしたとのこと。
家を見てみると、すごく素敵。
そのご友人がリノベーションしたのがたまたまリノブルームだったというご縁で紹介いただきました。
ペット可であること。
これを絶対条件に日当たりの良いレトロで、一人暮らしには少し広めのお部屋を選択。
明るさを全体に取り入れて過ごしやすいことや、収納や回遊動線など、キーワードを決めて設計に取り組みました。
・日当たりの良さを活かす:
色使いであったりゾーニングであったり、日当たりの良さや明るさを全体に取り込めるような設計にしています。
・セカンドバルコニー:
日当たりの良さを活かす為、また、植物を置いたりくつろいだりもするスペースとして、バルコニー側にも土間を配置しました。
・ワンちゃんに配慮した設計:
お仕事中には一人になってしまうワンちゃんを遊ばせておくスペースやゆっくり休めるスペース、日向ぼっこできるスペースを考えてゾーニングし、床材等も優しい物を使っています。
・回遊動線:
リビングからも玄関からも洗面、お風呂、WICを回遊できるようにしています。
家事動線も楽になっています。回遊動線は空間に廊下が2つできるので、便利な反面スペースを取ってしまうのですが、73㎡の広さを活かせています。
・石張りの玄関収納:
玄関を入ってすぐのところに鎮座する玄関収納は石張り。威圧感のある黒の石張りのボックスを他全体が優しいニュアンスの為、うまく収まっています。
・玄関框:
玄関框には角材を綺麗に並べて和のニュアンスを出しています。
・隠れた本棚と玄関収納:
漫画や書籍をたくさんお持ちで、アウトドア好きでもあるT様。
たくさんの荷物や書籍をまとめておいて置けるような空間を玄関の黒い収納の裏を軸に配置。収納量を確保しました。
・六角の柱:
寝室は設けず、LDKの一角にベッドスペースを作るような配置にしているT様邸。
空間の仕切りのアクセントに、小さな柱をデザインを兼ねて設置。
円柱ではなく六角。
また、金属系のシートを巻き、柔らかくなりすぎないように設計しています。
リノベーション前の部屋や間取りを見ても、どうなるのかも全然イメージできてなかったんですが、
漠然と『良い部屋になりそう』との直感を信じて今のお部屋にしました。
設計担当の方が見事に生まれ変わらせてくれて、休みの日もすごく居心地が良いです。
営業担当の方も動き出すまでに結構時間が掛かったのですが、気長に対応してくれて、しかも背中を押すところはちゃんと押してくださったのでとても感謝しています。
もともと広めのお部屋。リビングに土間を設けることで、外の光や開放感を中に取り込み、快適かつ開放的なくつろぎスペースに。
深い梁がなじむように、かつ、広くし過ぎて他の動線を邪魔しないように設計されたリビングとキッチンのバランス。70平米超で1LDKだからできる贅沢な空間。
玄関収納は石張りで、入ってすぐにデザインポイントがあるように。重厚感のある下足棚の裏には書庫のような収納。そしてその右にもWIC。また、上がり框にも和のテイストを工夫。
キッチンを壁付けにすることで、動線をメインに。また、キッチンの上には、一部躯体を表して視点を外す工夫も。
玄関の風景。リビングドアは枠から造作で仕上げ、上がり框や黒い石張りの玄関収納と併せて、和の趣を演出している。
リビングに土間を設けることで、逆にバルコニーの用途が上がります。
シンプルなキッチンにシンプルな収納。 少しだけ工夫。
リビングの一角にあるベッドスペースをさりげなくゾーニングするときの柱。上は木を、そして、下には玄関で使った石を貼った仕上げに。
眺望はリノベーションできないもの。日当たりや開放感。マンションまでの道。全てのバランスがお客様のお気に入りだったので、それらを活かす設計をしています。