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設計、施工、監理、プロデュース・コーディネートを担当
大阪市城東区、複数路線を使える便利なエリアの築40年を超えた大規模マンションが今回ご紹介するお部屋です。
南向き高層階のお部屋は、約60㎡とちょうど良い広さ。弊社でも複数回リノベーションしているおなじみのマンションです。
今回はその一室をリノベーションした30代単身女性のストーリーをご紹介。
もともと家を買うことは考えてなかったA様。福島区の賃貸ワンルームにお住まいでした。
『うーん、ずっと家賃払って住んでいるのはリアルじゃないなー。老後もここに住んでいるイメージも微妙だし。』
とは思うものの、具体的に動けず。ただ、立地が良くてリーズナブルな賃貸なので狭い。
そのため、テレビ台も置けず、スニーカーの空き箱を積んでテレビ台にしているような状態や、椅子がベッドと兼用になってしまうような状態には、何となく危機感を抱いていたそう。
同じ独身でも生き生きしている職場の先輩が家を買って楽しそうに生活しているのを見て、『よし、自分も!』と一念発起。
その先輩にも相談しつつ、住宅購入に向けて動き始めました。
最初から中古マンションを市内で買うイメージはあったけど、最近は中古物件を購入してリノベーションするのが流行りらしい、と聞いて調べ始めると、自分にもあっていそうなので、セミナーや相談会でいろいろ聞いてみようと思ったそうです。
■使いやすい動線:
基本はワンルーム仕様。ワンルームならではのバランス感覚や動線の楽さを失わないように、部屋は作り過ぎず、基本形はワンルームで仕上げました。そのため、寝室も建具で切ったりせずガラス建具でつながりを持たせた状態で、ベッドスペースを設けました。日の当たる箇所なので気持ち良く寝起きできます。
■断熱補強:
外気と接する壁の部分や、一部壁にしっかり断熱を施しました。ガラスはそのままですが、これだけでもだいぶ変わった気がしています。
■天井の板張り:
天井の板張りは設計の方に提案していただいたのがきっかけですが、これ一つでLDKの空間に表情が出て、凄く良かったと思っています。また、板張りの箇所にも点検口を目立たないように作ってくださる職人芸にも感動しました。
■フローリング:
フローリングは、好きなイメージ写真を設計の方にお渡しして、イメージが近く、かつ家具と合いやすいものを選びました。もちろんコスパも重視しました。
■広い玄関土間:
玄関土間がやたら広くなりました。『玄関と土間が大きかったらちゃんとした家っぽくなる』というのも聞いていたので、広くしました。ちょっと広くし過ぎたかな、、、と思うところもありますが、自転車を置いたり、友達が来た時も便利ですし、今後照明を買ったりアレンジしていきたいと思っています。段差ができてしまった箇所があるのですが、結果的に高級感が出た気がします。
■収納:
もともとワンルームに住んでいた時は、収納なんて合ってないようなものだったので憧れのWICを作りました。家事動線を気にしつつ、洗面所と玄関の近くにあるのも気に入っていますが、まず広さに感動しています。人が泊まれる広さです。
■その他:
お部屋へ上がるルートだったり、玄関からお部屋がどう見えるか、というところまで細かく考えました。WICと洗面所の動線であったり、使いやすさや掃除しやすさを考慮したスペースになっています。
営業担当の方とは、どうでもいい話で盛り上がったり、失礼なこともいろいろと言われた気がしますが、振り返ると『私のことを考えてくれていたからなのかなー』と感じております。あと、担当の方の娘さんが私の親友の息子とクラスメートだったり不思議な縁も感じて、本当にお願いして良かったと思っています。
設計担当の方も小柄でかわいい印象だったのに、知識が豊富ではっきりとモノを言ってくれる人なので頼もしかったです。
物件探しの時に、買おうとする物件で、3件連続買い逃し。本気で凹みました。
ダイニングキッチンを正面から。複数の素材がバランス良く配置されています。
斜めから見たキッチンとダイニング。
マンションの構造上、日当たりが良いのに道路の騒音が聞こえないというのは大きなメリット。
スイッチは神保のNKシリーズの黒で統一。
カウンターキッチンにはシンプルに。横に来る室内窓や天井の板張りとのバランスを考慮。
観葉植物も日当たりが良いのでスクスク育ちます。
玄関土間は形状を活かして、段差のある土間を設置。 お客様の来場も自転車やスーツケースの置き場所も困りません。
梁や壁によって奥までは届きすぎない光も、それとなく明るくなるように、かつ、陰影が出て表情が出やすいように設計。