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設計、施工、監理、プロデュース・コーディネートを担当
中古マンションのご購入にあわせて、古くなっていた設備類と内装を一新し、自分たちに生活スタイルにあった使いやすい間取りに変更したいということで、スケルトンリフォームをご検討されました。広々としたLDK+お子様の学習スペース、対面キッチン、家事スペースなど広さを活かしたプランニングをご要望いただきました。
セントラルヒーティングや空調、住戸中央に位置する構造壁など、マンションの設備・共用部の制約を考慮しながらお打合せを重ね、お好みのデザインや収納量の確保と使いやすさに注力した間取りのご提案をさせていただきました。間取りは広々とした1LDKですが、将来を見越して、洋室は2部屋に区切ることを想定しています。暮らしやすさの向上のため、「断熱材の吹き付け」「2重窓」「通風」「調湿」「生活音」への配慮も行っています。
リビングダイニングはフルオープンのキッチンと一体で利用出来、ワークスペースも兼ね備えた広々とした大空間をプランニング致しました。
ご家族皆様でリビングで勉強できるようにスタディスペースをご用意しました。昼白色の集光タイプと電球色の拡散タイプの照明を組み合わせて集中的に照らし、床には机を置いた際に利用できるようにアップコンコンセントを取り付けています。壁面には壁いっぱいに本棚を造作しました。棚は可動が出来、シナランバーを利用することで木の色を出し、背面の壁にはブラックの壁紙をアクセントに張っています。背面が暗くなることで手前に置く本が際立つ効果を出しています。 また、天井にプロジェクターとスピーカーを取付け、オーディオシステムを楽しむことが出来ます。
リビングにも大型の収納を設けました。収納扉はヘリンボーンの床と相性の良い無垢材の通風ルーバー折れ戸を採用しました。表情のある建具なので、リビング空間のデザインのポイントになっています。可動棚、パイプハンガーを上下に設置し、使いやすく設計しています。
もともとのキッチンは独立型になっていましたが、思い切ってリビングダイニング空間と一体になった対面式のフルオープンタイプをプランニング致しました。吊戸棚も無くすっきりとしており、会話が弾み、とても明るいキッチンになっています。
面材は古木調のホワイトウッドで、室内全体の内装イメージと統一を図っています。 レンジフードは天井高の関係で、特注によるサイドフードを採用しています。
お皿や家電類はバックヤードのパントリーにレイアウトし、リビングからは直接見えないようになっています。 照明計画では、カウンターとシンクを照らすように集光タイプのダウンライトを取り付け、パントリーの照明は、人感センサー付ダウンライトにすることで利便性を高めています。
お客様からのご要望で、洗い場側に張り出したアーチ形状により、ワイドでゆったりとした浴槽をご提案致しました。ダウンライトが浴室全体が明るく照らし、さわやかなブルーのほっからり床とホワイトウッド柄のパネルの相性も良く、気持ちの良い浴室になっています。
洗濯機横には家事がしやすいようにカウンターを設置し、洗面は2ボウルをご要望いただきました。洗面室は贅沢な広さを確保し、壁いっぱいに耐水カウンターを取付け、洗面ボウルを2セットレイアウトしました。洗濯機の横まで伸びた長いカウンターでは、洗濯物のアイロン掛け等、家事効率の向上も期待できます。 洗面ボウルは洗髪や運動靴も洗えるサイズのイタリア製で、カウンター置型のため目につきやすい給水排水配管のデザインにも配慮しています。 ミラーはシンプルな収納一体型の1面鏡で、両サイドに壁付ブラケット照明を取り付けています。色味は本来の色が際立つ美ルックタイプを採用しています。壁には調湿消臭効果のあるエコカラットをリズミカルな馬張りで張り、デザインと機能面の充実も図っています。
すっきりとしたデザインのタンクレス「アラウーノ」をご選定いただきました。 天井に出てしまう梁には、下面を伸ばして照明用のBOXを造作し、照明器具を仕込むことで、落ち着いた間接照明による演出をプランしました。 背面の壁にはご選定いただいた、とても爽やかなグリーンの紙クロスをアクセントとして張り、柄を邪魔しないように巾木無しで納めています。 手前の壁には調湿消臭効果のあるエコカラットプラスを馬張りで施工し、機能面の充実も図っています。
洋室は将来、中央に壁を造作して仕切ることを想定し、開き扉を2セット取り付けています。開き扉の上部には明かり取りと通風のための滑り出し窓を取付け、レバーハンドルはリクシルオリジナルの商品からカワジュンの商品に付け替え、シンプルでありながらレトロなデザインに仕上げています。 床はふわふわとした触り心地が気持ちの良い、東リのタイルカーペットを採用しています。糊付けしていないので部分的に交換することができます。
玄関の照明は集光タイプのダウンライトを採用しました。足元に明かりが集中し、周囲との明かりの差をつくることで、より印象的な雰囲気を演出しています。
靴の脱ぎ履きが楽に出来るように腰かけられるベンチを取付けました。ベンチの下は空間をつくり、普段使いのサンダルなどを置いておくことも出来ます。座った際に邪魔にならない位置にオープンの棚を取付け、小物やフレグランスを置けるようにしています。奥のシューズインクロークには靴を置ける可動棚を豊富に備えています。