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夫婦おふたりのための都心部の住宅です。お寺の借地となっている敷地は、大通りから細い私道を約50m進んだ先にあり、工事をするために隣地の駐車場をお借りする必要があったり、運べる資材が限られていたり、施工上の苦労が多い為、建売住宅が建てられない状況の中で私たちに相談に来られました。
借地主の規定で木造限定で2階建までと決まっていました。建てられる床面積は限られていましたが、クライアントにとっては都市部の立地の利便性が第1で、住宅は束の間の休息を過ごせるだけのスペースとコンパクトさを活かした家事のしやすさが求められました。
全体で65㎡ですが、約15㎡あるロフトスペースや高い天井高、廊下と兼用のキッチンや洗面スペースなど、効率的な家事と開放感をつくれるよう工夫しました。
竣工して3年経ちましたが、天窓のリモコンの電池が切れたこと、トイレから夏場に臭気があったこと以外は特に問題なく住まわれています。
周りには中高層の建物が建つ密集地である一方で、お寺の緑を感じることもできる立地に、木造2階建のコンパクトな住宅を建てました。
約15㎡のリビングの天井高は約4.5mあり、天窓からは空を眺めながら束の間の休息ができるイメージのスペースになっています。
廊下に沿ったキッチンはリビングに向けてのカウンターにもなっています。
リビングとその先のキッチン、その向こうの洗面室の向こうの開口部の先のお寺の緑から住宅全体に風が通り抜ける計画になっています。
2階の半分は吹抜、もう半分はロフトになっています。メンテナンス用を兼ねた天窓から光や風を取り入れ、収納スペースとして活用されるイメージ。
クライアント様とこの土地の借地主でもあるお寺の方と地鎮祭をしている様子。