家づくりに役立つメールマガジンが届いたり、アイデア集めや依頼先の検討に役立つ機能や情報が満載!
アカウントをお持ちの場合
(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)
設計を担当
築10年の戸建て住宅のリノベーション。
息子夫婦の住まいにお父様が同居するにあたり、お父様の部屋の増築と、家族それぞれの個室の再構築のためのリノベーション。
家族それぞれが成長するに従って、それぞれの距離感が微妙に変わってきていたのに、
住まい自体がなかなか追随出来ない間取りであったものを、
「つかず、はなれず」
の距離感を保ちながら、自然に集まり、自然に籠れる「場所つくり」を行いました。
また、もとの住まいが完成した時に、なぜか建築完了検査を受けておらず、建物自体に問題が無くても、違反建築物扱いとなっていたため、今回のリノベーションと同時に、再度建築確認申請を出し直し、あらためて完了検査、検査済書の交付も合わせて行い、現行の建築基準法にそった建物に再構築しました。
お父様との同居のために、1Fにお父様の部屋を増築したい。
検査済書を受けていないため、増築にあたり合法なのかどうかの確認ができませんでした。
将来的にも建物の資産価値を保つために、リノベーションを機に建物全体の確認申請を再度出し、完了検査を受けて合法化しました。
そのために、建物全体の構造計算をし直し、計算結果通りに耐力壁、接合金物などの確認をし、施工されていなかった部分には新たに追加施工をしました。
既存の確認図面がなく、役所へ確認申請、完了検査状況を確認したところ、完了検査を受けていないことが発覚。建てた住宅会社もすでになく、再度既存図面を起こすところからはじめました。着工後、解体しながら耐震壁や金物の確認をし、施行されていない部分には新たに正しい金物を施工し、施工写真を監理報告書としてまとめて、完了検査時に提出することで、建物全体が合法である検査済書の交付を受けました。
キッチンカウンターからリビング/ダイニングをのぞむ。 左側にある光壁の先には玄関があり、ポリカーボネート版で柔らかく繋いでいます。
1Fのキッチンは、建主さまのこだわりのオーダーキッチン。 シンク下をオープンにすることで、ゴミ箱や細かな収納を機動的に仕舞えるようにしました。
玄関土間は大きめに取って使いやすく。 正面のポリカーベーテート版の先はキッチン。 帰宅の気配も感じ取れます。
増築したお父様の寝室。手前と奥の部屋は、押入れに隠している引き戸を出すと、2部屋に区切れるようになっています。
手前の部屋と奥の部屋の間仕切りが、押し入れに隠されています。
手前の部屋と奥の部屋の間仕切りが、押し入れに隠されています。
手前の部屋と奥の部屋の間仕切りが、押し入れに隠されています。
手前の部屋と奥の部屋の間仕切りが、押し入れに隠されています。
手前の部屋と奥の部屋の間仕切りが、押し入れに隠されています。
2Fの子供世帯のためのサブリビング。 1Fに親世帯とのLDKはあるが、生活時間帯が違うため2Fにもサブリビングを設けました。 ちょっとしたお茶が入れられるように、小さなシンクとIHヒーターを設けたカウンターを新たに設けました。
カウンターの天板は、水に強いブラックチェリーを採用しています。
2Fサブリビングと、2F増築部分(子供部屋とトイレ、シャワールーム)をつなぐ部分です。増築部分は北側斜線がかかるため、2段ほど床を下げています。
増築部分の水回り。 北側斜線がきつくかかる洗面部分は、さらに1段床を下げて天井高を確保しています。