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設計を担当
「あついぞ!熊谷」といわれるほど、夏には猛暑に襲われる熊谷市。
その地で、夏にいかに機械力に頼らずに快適に過ごすか。
徹底的に熊谷の気象データを分析して計画したモデルハウス。
建物を大きくすることは、冬に限らず夏も温度負荷が大きくなるため、
4人家族が快適に過ごせ、常識的な収納を設えた25坪というこじんまりとした住宅。
周囲の環境と折り合いをつけながら、無理せず快適に過ごすために、
断熱性能はもちろんのこと、室内微気候を利用した通風計画。
長い時間軸で代わる家族の関係を、あらかじめ解いておくオープンプラン。
街に対して、閉じもせず開きもしないあいまいなファサード。
これからの住まいを、こじんまりと解いてみました。
家の中心になる1Fリビング、ダイニングを大屋根の吹き抜けにし、リビング階段を配することで2Fとも空間的に繋がり、その吹き抜けを利用して自然換気を行う「室内微気候」を有効に利用する断面としました。
南側に下がった片流れの屋根が特徴的なeconoma1. 屋根には空気を温めて床暖房をする「OMソーラー」の集熱面が乗っています。
外壁はガルバリューム鋼板のガンメタリック色。 玄関ドアは木製断熱ドアを、外壁に映える白色で塗装。 木塀も自然オイル塗装のノルディックレッド色で塗装し、 威圧感のない外観にまとめました。
玄関土間と一体になったリビング/ダイニング。 土間には薪ストーブを配置し、家全体の暖を取ります。 正面のカウンター裏側は、家族全員で使えるスタディーコーナー。 在宅勤務でも作業の場所に困りません。
玄関土間に面したスタディーコーナー。 脱衣室、トイレへの導線を有効活用しています。
リビング/ダイニングと一体になったリビング階段。 ストリップ階段とすることで、軽快さを演出しています。
リビングと一体になった玄関土間。 土間の面積が大きいので、自転車などのメンテナンスにも使えますね。
リビングダイニング上部の吹き抜けを、2Fから見下ろしたシーン。 住まいの一体感が一番感じられるところです。
リビング/ダイニングとキッチン、ワークスペースの繋がり。 ダイニングテーブル奥のカウンターの先がアイランドキッチンになっており、 家事の間も家族と会話を楽しめます。
吹き抜けに面した2Fは、当面オープンスペースにしておいて、子供の成長に合わせて家具などで個室化する計画。 上部はロフトになっていて、子供部屋からハシゴで登ることができます。