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市街化調整区域で既設倉庫をリノベーションし、その東側に住宅を建てました。方位、敷地の形状、既設倉庫の関係から、新築建物は敷地に対して少し斜めに配置することで、真南に向きながら、既設倉庫の間に中庭ができました。敷地北側に門と駐車スペースを設け、日常のアプローチ空間にしました。そして中庭から続く南側の広い庭はクラビア草でグランドカバーをしたドッグランで、犬と人間が過ごす場所にしました。
既設倉庫を住居の一部として再利用する。
数匹の犬と一緒に暮らす。
北欧風の外観とインテリアにしたい。
外観はシンプルな三角屋根、インテリアはナチュラルな配色でまとめました。桁行方向の長い切り妻形状は屋根と外壁を継ぎ目のない、シルバー色のガルバリウム鋼板縦ハゼで覆いました。既設倉庫も同様にして2棟で楽しい雰囲気を作り出します。内部は切り妻屋根形状をそのまま室内空間とし、妻側に大きな開口部をつけました。建物中央の大階段が各部屋をつなぐ構成で、空間に変化を与えます。
セメント系の床タイルや、塗り壁はグレー色、製作家具はウッドテイストで仕上げ、素材の持ち味をそのまま生かしました。室内に差し込む光や、窓から遠くに見える風景は時間による美しい移り変わりを見せ、静かでありながら楽しい雰囲気を出しています。
夫婦二人で数匹の犬とゆったりとした時間を暮らしています。
依頼から設計中は幾度となくプランニングや詳細設計の打合せを行いました。
また、施工業者選びでは複数社に声をかけ見積り合わせを行いました。
工事中は建築主と施工者と設計者が現場にて綿密な打ち合わせを幾度となく行いました。
製作キッチンの素材とインテリアの色彩計画は、
建築主の好みを十分にお聞きしながら決定しました。