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木造平屋の和風住宅の建替え計画です。
週末住宅として、石取り祭りやお盆・正月などに、首都圏に住む子どもや孫たちと集う場所にします。記憶に残る昔の思いを、次世代と共有して伝えます。
敷地は、桑名市街や長島温泉や海まで一望できる高台なので、「天空の城」というキーワードに沿って設計を進めました。
ゆったりとした空間とリゾート感を出すため、鉄筋コンクリート造2階建てとして、今までとは趣の異なる住宅としました。
敷地の高低差と、アプローチのドラマ性
東道路面は-5m前後、西隣地は+3mのため、北側接道も急勾配です。既設の間知石積を残したまま、接道には車庫棟と連続してコンクリート打放しの門を構えました。高低差を活かしつつ、車庫棟・住居棟をそれぞれ開放的な東向きにして、西側に配置しました。
敷地の低い場所にある回転扉から、大空と住居棟を眺めながらゆっくりとスロープを歩んでいくと右に折れ、パースペクティブの小径が、訪問者を建物の中に誘います。
ボリュームバランスと素材と空間表現
地面やウッドデッキから繋がる1階には、子どもたち家族が宿泊できる和室(旧宅の欄間がアクセント)や収納を配置しました。遠くの海や街の明かりを眺められる2階には、LDKと主寝室と水廻りを配置しました。1階の素材をダーク色にして落着いたイメージに、逆に2階は明るい色彩で、形態的にも張り出して開放的なイメージを作り上げました。
大判タイル貼りの床とシンプルなクロス貼りの壁・天井を基本に、黒色の畳、無垢フローリング、ボーダータイルやガラスモザイクタイルなどで空間演出をしました。また、床から天井までの大型サッシ、木製引き込みフラッシュ戸やガラス手すり壁は、各部屋や外部への連続性を強調します。自然光が降り注ぐ階段は、上昇感を醸し出します。日々のあわただしさから離れ、ゆったりと時間をすごすための優雅な空間が広がります
写真/(C)Sugino Kei
写真/(C)Sugino Kei
写真/(C)Sugino Kei
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写真/(C)Sugino Kei
写真/(C)Sugino Kei
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