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間口5m奥行10.5mの南北に長い鰻の寝床形状の狭小敷地にどう暮らすか、空地や余地を共有して成立している市街地のワンピースとしてどう縫い込んでいくか、が課題でした。
二階の床を割り、南北の床レベルをずらすことで、明るい二階の光を一階まで届けるようにしています。階段の吹き抜けを通して建物全体をほぼワンルームにし、個室は必要な時に区切るよう建具をつけました。階段は蹴込のない形状と、階段の吹きぬけを通して、下階から風がぬけていきます。
施主のご要望
立体的な構成
落書きできる壁
籠れる小さな和室
森閑
寒暖による通風、採光の確保
本がたくさん
古今東西のものが混ざるような余地があること
変えられる隙
シンプルなライン
駐車場不要
浴室乾燥機
敷地唯一の目の抜けになる北空を動線の先に見えるよう配置することで、都会で最も手軽に感じられる自然である空をとりいれる仕掛けとしています。道路沿いの二階テラスは広めにとり、植物を育て、太陽を感じる場所としました。窓を全開放すると、テラスと一体となり床が広がります。
施主が「誰もが納得する家よりも自分たちらしい偏りがある方が愛着が持てると思うので、のびのびやってくれていいですよ。」と声をかけて下さったこと。
初めていただいたお仕事で、プレッシャーで固くなっていたところ、この一言に開放されたと思います。