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設計を担当
夫婦とお子様男の子3人の家。南道路で間口8mの土地。南に車を2台とめて、玄関を南にとると、希望しているテラスやLDKを南に面して広く設けられなくなってしまう。
そこで、奥へ設けた玄関とそこへのアプローチをリビングテラスと兼用しつつ目隠しの塀を設けて、そこをリビングと繋いだ間取りとしています。そうすることで南からの良い光をうまくリビングに導きつつ、玄関へのアプローチにゆとりをもたせ、コンパクトな間取りながらも、外と内がつながり、広がりを感じられる生活空間になるようにと考えました。
車を2台設けつつ、南の光LDKの広がりを実現させるプランを探されていました。
LDKの各スペースに床の段差を設けることで、スペースや生活のシチュエーションを連動共有させ、限られたスペースの中にたくさんの生活のあり方が生まれるようにしています。
たとえば、、
ダイニングスペースは掘りごたつになったテーブルがキッチンの床よりも450mm高くしてもうけて、そのことでキッチンとテーブルがフラットで繋がりながら、ダイニングはこたつテーブルにもなり、ダイニングテーブルのようにもなり、キッチンからの配膳の効率化も実現できています。つまり和室の床座も欲しいけれど、ダイニングはもちろん必要というお施主様の希望を、床の段差によって実現しています。
また、リビングの床はキッチン側の床から300mm下がっています。このことで、ソファと床の段差をL型に組み合わせることが出来て、限られたスペースと家具の予算の中で有効な広がりがつくれるようにしています。また300下がったリビングの床はアプローチテラスの床面高さでもあり、リビングからテラスへのつながりがより親密になり、外をより身近に感じられる心地よさをつくりだしています。
リビングは天井の梁を表し、床を掘り下げ、縦方向のに広がりをとりつつ、テラスつなげ水平方向の広がりをとっている。 ダイニングは床を上げて、掘り込み床座ダイニングテーブルとし、キッチントップと高さをそろえている。
南向きの外観。南にリビングに面する明るいテラスを広くとるため、テラスを玄関アプローチ空間として塀で囲っている。