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設計を担当
拠点となる住宅が複数あるお施主様が都内滞在時の拠点として計画し、同じ新築マンションの2つの部屋をリノベーションした住宅です。年の1/3を過ごす住宅として、短期滞在するホテルのような佇まいもありながら、長期滞在でも住宅として不便がないように設計しています。
新築タワーマンションを購入されましたが、購入価格に見合わない標準仕様の内装や設備を居心地良くしたいというご依頼からスタートしました。まだ未使用の部分も多いので使える部分は再利用し全体的にフルリノベーションをしました。
新築の設計図面を確認すると天井高さが3m近く取れるにも関わらず、天井裏を大きくしてあり室内高さは通常の2.4m程度となっていました。コンパクトさを感じさせないよう、天井は配管むき出しのスケルトン天井として広さ感を生み出しています。また天井高さを活かし、ロフトのような天井裏収納をつけるなど、収納にも不便がないように配慮しました。
息子さんの帰国時などは2つの部屋を使い分けながら快適に生活をされているようです。我々のリノベーションには満足との事ですが、新築マンションをスケルトンで渡してくれれば不要にゴミも生じず環境的にも良いのに日本の不動産販売は・・・と話していました。
新築マンションの難しい部分は、完成時にまだマンションの竣工図面が完成していないことです。そのため建設時の図面を見ながら、現地でバルコニーやパイプシャフトにどの配管が出ているか?を確認し天井裏や床下の配管ルートを想定して設計を進めました。また引き渡し時に多くの引っ越しが重なる事から、工期も少し長めになる点などお施主様にご理解いただきました。
細かな部分までお打ち合わせでご要望をいただくので、いつも一緒に作り上げていく楽しさがあるお仕事でした。