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富士山をバックに敷地全体を囲むように広がりを持った平屋の住宅です。大空間をなるべく仕切らずにするため、2×4と在来工法の利点を生かして計画しています。建物は来客スぺ-スと母屋に分離され、その中央に大きな土間(作業場スペースやパーティースペース)と母屋前面にデッキを持ち、前庭(ガーデンスペース)に自然に建物と接続されるように計画しています。
「ニューハウスムック」No.103 2005年9月
「NewHOUSE」2004.04「冬暖かく夏涼しい家」
定年退職を間近に迎え夫婦二人の終の棲家として、退職するまでは週末住宅として、のんびりと畑仕事がしたい。という一番の希望にこたえるため、作業ベースとして、大勢の友達とパーティーのできる人の集まれる空間、薪ストーブのある夏涼しく、冬暖かい高性能なつくり、それらの全ての希望を叶えるための家として計画しています。
この家はLDKのある母屋と来客用の離れ、それを繋ぐ大きな土間(作業スペース)によって構成されています。これにより普段の生活の場である母屋を中心とした冷暖房が可能になり、断熱気密工法も離れと母屋で分けることによって、イニシャル・ランニングの両面で効率の良い方法を取っています。また、太陽熱の影響を受けやすい屋根部分は外断熱として、白アリの影響を考慮して、壁部分は内断熱としています。
今年もまた酷暑の季節となった。この家は夏の日を遮り、何時も風が吹き抜けます。雨の日は雨音が響き、鳥の声や虫の声も聞かせてくれます。緑や花を見ながら庭で採れた野菜をいただく。この家は私たちに、少し忙しいけれど平穏な暮らしをもたらしてくれます。【第22回静岡県住まいの文化賞 施主様の声より】
私共事務所ではプランに十分な時間(基本2~3ヶ月、実施に3ヶ月、見積調整に1.5ヶ月)をかけています。特に基本設計の時には、模型やパース等も提出してなるべく立体的に空間を把握してもらうようにしています。この住宅も施主様が私共に提示されたプランは2階建てでしたが、何回も話し合いをしていくうちに平屋での提案になり、7ヶ月かけて着工となりました。
あまりに楽しそうに住みこなしていましたので、静岡県住まいの文化賞に応募させてもらいました。竣工して7年も経った家にもかかわらず、優秀賞を頂き、お客様に喜んでもらうことができました。
築7年が経ち、全てお客様の手によって植えられた木々が根付き、家庭菜園も充実しました。庭を取り囲むように建てられている平屋は、庭と一体となって自然を取り込んだ健康的で豊かな暮らしを送ることが出来ます。
築7年後の南側隣地から見た外観です。富士山をバックに敷地全体を囲むように広がりを持った平屋の住宅です。
母屋のリビングから庭へとつながるウッドデッキです。建物中央の土間とも直線で繋がり、接客スペースの離れへ広がります。素材はサイプレス(オーストラリアヒノキ)を採用しました。
(撮影:松本保)
(撮影:松本保)
(撮影:松本保)
(撮影:松本保)
(撮影:松本保)
(撮影:松本保)
(撮影:松本保)
(撮影:松本保)
(撮影:松本保)