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快適な住まいを実現する二重の壁
ご依頼は貸事務所付き住宅、敷地は事務所やマンションが混在する環境でした。このような条件でいかに快適な住環境をつくり上げるかがテーマとなりました。
地上4階建てとして、1、2階を貸事務所、3、4階をオーナー住宅としています。RC造として事務所と住宅お互いの音が聞こえない構成にしました。事務所は道路からの視認性を確保する大きな開口部を設け、機能的にレイアウトができる平面形としています。住宅は外壁の外側にもう一枚壁を設け、二重の壁の間を外部空間としました。外部空間は建物を囲うように配置しています。内側の壁は大きな開口部を設けて開放的とし、外側の壁は開口部を少なくしてプライバシーを確保しています。間の外部空間は、室内に光や風を送り込む役割を持つと共に、切り取られた空が見える二層吹き抜けの「庭」として上下階を繋げる空間となっています。この「庭」にせり出す室内空間や、逆に「庭」が室内に入り込んだスペースを設けて、内外が一体となった快適な住まいを実現しています。
都心でプライバシーを保ちながら快適に暮らすための手法を考える事。
外壁の外側にもう一枚壁を設け、二重の壁の間を外部空間とする事によって、プライバシーを確保しながらも採光、通風を確保すること。
カーテンを閉めなくても暮らせるようにすることによって、より広く感じられる住まい。
周りの視線が全く気にならず快適に暮らせています。
二重の壁の効果をより理解して頂くために、大きい模型を作成してご確認頂きました。クライアントと何度も打合せをして、細部まで設計に反映しています。
出来上がったときに、2重の壁の効果で、音が遮断された非常に静かな住まいになっていたことを確認できたとき。
二重の壁が廻りの喧噪を遮断して快適な住まいを実現する