注文住宅

潮来の家

手掛けた建築家

設計、監理を担当

潮来の家 (玄関土間)

玄関土間

墨モルタルの広い玄関土間と古材と新材のコントラストが落ち着いた雰囲気をつくります。

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手掛けた建築家

設計、監理を担当

用途

自宅

居住者

二世帯・多世帯

所在地

茨城県

費用

設計・施工:2000万円台(設計監理費含まず)

延床面積

126.69㎡

階数

平屋

間取り

4LDK以上

期間

設計:6ヶ月 、施工:6ヶ月

完成時期

2022年12月

手掛けた建築家のコメント

設計、監理を担当

本計画地には元々築年数が不明の古民家が建っていた。現地調査の段階では既に増築やリフォームを数回繰り返されていたが、半世紀ほど前には土間の台所や薪釜、離れに厠や五右衛門風呂などがあったとの事。
残念ながら東日本大震災では建物に大きなダメージを受け、害虫被害も見受けられていたことから今回建替える事とした。
計画当初から大黒柱をはじめ、なるべく古材を再利用する方向で検討していたが、解体が始まった際に確認したところ想像以上に虫食いが酷く、利用できる部分は室内に露出していた部材のみ。結果として使えそうな部分から厳選して再利用する事とした。
玄関ドアを開けると広い玄関土間が続き、再利用された太い大黒柱や梁が存在感を示す。また室内建具で使用されていた組子細工も当時と同じ建具職人の手により新しく生まれ変わらせた。
以前の建物の存在を継承しつつ、世代を超えてもその歴史を受け継いでいく。そして高気密高断熱住宅として生まれ変わったこの家は、家族が家の中心に自然と集まる空間とし、快適な生活とともにまた新しい歴史を刻んでいく。

家づくりのきっかけ・施主の要望

当初は築年数が古い既存建物のリノベーションの可能性もあったが、建物自体のさまざまなダメージやコストを考慮すると建て替える事が最良とクライアントとの話で決定した。しかし私自身も単に解体してしまうのも惜しいと思い、可能な範囲で古材の再利用を検討した。

この事例の見どころや工夫したところ

適度に「和」を取り入れたデザインとして古材の存在を空間に馴染ませた。また、近年の住宅ではあまり取り入れる機会が少なくなった組子細工も解体前の建物で使用していたものを再利用。当時と同じ建具職人の手により新しく生まれ変わらせた。組子という建具の伝統工芸や家族の歴史が残る建物の一部を再利用して次世代にもその歴史を繋いでいける建物とした。

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この事例のコンセプト

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手掛けた建築家

対応業務

注文住宅、リノベーション (戸建)

所在地

茨城県神栖市堀割3-5-16

主な対応エリア

茨城県 / 栃木県 / 群馬県 / 埼玉県 / 千葉県 / 東京都 / 神奈川県

交通費は別途となりますが、全国対応させて頂きます。

目安の金額

30坪 新築一戸建て

1,950〜2,700万円

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