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緑豊かな丘の上に建つ小さな住宅です.
建物のボリュームを抑えて風景に溶け込ませるため、
また隣家の光や風の抜けを確保し 開放感を維持するために、
建物を2つに分ける分棟形式を採用しています.
2つの家の間には「つなぎの間」という半屋外空間を設け、
生活の中に周囲の環境との結節点をつくっています.
緩やかな暮らしの分節は、自宅で仕事をするご主人の切り替えや
来客時における公私の分離、家族同士の距離感の調整に寄与するとともに
外部空間を経由することで この場所に寄り添って生きることを改めて意識させます.
分棟形式をつなぐ外部空間.
道の向かいの祖母の家から見る. 元々広がっていた道路の向こうの風景を 建物の間から感じることができる.
上空から建物を見る. 高台に位置しており、建物が属する集落や 遠くには青山高原を見渡すことができる.
エントランスからつなぎの間に入る. 敷地内の植栽と遠くの緑が重なり 風景をつくっている.
木製ルーバーとはしご階段によって、 縦方向の空間の広がりが感じられる.
木製サッシを引き込むと、つなぎの間とその奥のリビングまで ゆるやかにつながり、自然を身近に感じられる.
キッチンダイニングにつながる小上がり. 子どもの遊び場や家事のスペース. 2階への階段が続く.
開口から周辺の自然環境が室内に溢れる.
2階の建物の間のつなぎの間. 2階同士の動線であると同時に、はしご階段によって 上下階の動線にもなっている.
2階寝室からつなぎの間を見る. 開口を多方向に設けることで、外部と緩やかにつながりを持って 日常生活が展開される.
2階つなぎの間. 360度自然環境に囲まれた感覚を得る.