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設計、監理を担当
メゾネットになっており寝室二つが下階にある構成のマンション。広々としたLDK、大きなキッチンが特徴でした。
手狭になったマンションからの住み替えに伴うリノベーション。壁天井のクロスは汚れてきており、内装の更新が必要な時期でした。大きな有名なキッチンメーカーの名がキッチンがありましたが、使い勝手や配置が希望するライフスタイルと合わないので新しくすることにしました。
コストバランスも考慮して、フローリングはそのままとし、壁と天井を左官で仕上げることとしました。キッチンと洗面、トイレは大きめのタイル貼りとしました。キッチンの移動にともなう床の補修はタイル貼りにした部分のフローリングをうまく使い仕上げることができました。キッチン〜洗面室〜廊下が回遊動線となり使い勝手が向上しています。
またメゾネットの下階に行く階段の周りの手する壁がリビングの中で圧迫感が強かったので木製の上部が抜けた手すりに作り替えました。
左官には珪藻土を使用しました。リビングのメインとなる壁面はアクセントとして表情を変えています。
左官の表情はとても気に入っていただいています。リビングの外部に面する窓に大きくリビングをとる事ができたので、家具の配置換絵などを楽しんでいるそうです。階段脇にあったクローゼットの壁を壊し、ちょっとしたコーナーになっているのですが、こちらはちょっとした来客や打ち合わせのようなことなど、リビングに接するサブコーナーとして楽しくなってお使いいただいているとのことです。
まずお客さまの方はご自分で施工会社何社かに見積もりを取られていました。そこで工事金額がご予算と全く合わない、どの内容が正しいのかというのも混乱しているような段階で、当設計事務所の方へご相談をいただきました。
お話ししてみると図面やキチンとした工事する内容などの指示が明確でなかったので、そこを整理することから始めました。何社に見積を依頼せず施工会社は1社に絞り、金額と内容を相談しながら進め、施工内容には優先順位を決めて金額と施工内容を整理していきました。
階段の手すりは現場でお客さまと相談しながら決めました。また、リビングのメインとなる壁面は、左官屋さんとお客さま交えて、いくつかのテクスチュアーを試して相談しながら決めたものです。窓からの光と陰影がうまく映えるアクセントの壁面を作ることができました。
左手奥に新しいキッチン。元々は手前に向かって真っ直ぐ伸びる配置だった。階段の周りは上まで壁だったところを、上部を透けた形状に変更。部屋が広々と感じられるようになった。
リビングからキッチンを見る。階段周りの手すり壁から開放感のある手すりに変更したので、すっきりとした印象に変更できた。
ダイニングテーブルが置かれる予定の場所からキッチン、階段を見たところ。階段の左手は元々は奥の個室からつながるクローゼットだったところ。現在はセカンドリビング的な多目的のスペースとなっている。
キッチン横のセカンドリビング。多目的のスペース。600角の大きめのタイルを敷いている。小さなテーブルを出してお茶や物書き、簡単な打ち合わせや食事にも利用できる。
キッチン脇の多目的スペース。廊下はフローリング、キッチンとこちらの多目的スペースはタイル貼り。左手に階段もあるので、繋がりながらも少し独立したスペースとなっている。
開放的なキッチン。L字型の配置でオープンながらもオープンすぎないようになっている。左手が多目的なスペース。ワークトップはコーリアン、扉はオリーブの木目。 右手の壁がは他の天井、壁と少し表情を変えた珪藻土、左官仕上げ。
L字型のコーリアンのワークトップ、オリーブ木目の面材、薄いグリーンのガラスキッチンパネルが綺麗。奥の方に洗面所が少し見えています、こちらは引き戸で開閉可能。
キッチンのガスレンジ周り。右手の白い収納は家電やパントリー的にも使えます。
キッチンに立った時の眺め。左の多目的スペースは個室につながっている。右に階段、リビング。
珪藻土のアクセントウォール。他の天井と壁は少しコテ目を残したフラットな仕上げ。ここだけ違った表情。色んな模様を現地で試しましたが、一番しっくりくるモノをお客さまと一緒に選択。窓から入る光の陰影が綺麗。言葉では伝えにくいが、珪藻土や漆喰はその表情だけでなく、吸湿放湿という性能のためか、空気の感じがとてもいい。
個室に設置された防音窓。音楽をやられるため、外部の窓にはしっかりしたインナーサッシを設置。こちらは専門の業者にお願いして取り付けたモノです。 この部屋の壁天井はクロスの仕上げですが、一面は好きな色に。ここでは柔らかいピンクのアクセントクロス。