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設計、施工、監理を担当
親子で寝室をともにしていたが、二人のお子様が中学生になる前にそれぞれに個室を与えたいと思われたそう。
夫婦それぞれの実家に近い立地も、街並みも、お部屋への日当たりの良さも気にっている部屋なので、将来お子様が独立後してからも、夫婦で住み続けたいから、家族4人で住める方法がリノベーションでないかを聞きに行ってみようと思われたそう。
約67㎡の2LDKのお部屋を「広いリビングダイニングは維持したままで、個室を3つにしたい」と相談したところ、初回の提案で3LDKを叶える立体的な「子供部屋の間に上下に分ける形でベッドスペースを造作する」プランが提案されたとか。
「図面を見てもよく理解できませんでしたが、建築士さんが絵を描いて丁寧に説明してくれました。帰宅後に図面と家を見比べながら夫に話すと、こんなことができるんだね!すごい!これしかないよ!と興奮して、リノベーションを進めることにしました」
子供部屋を2室作ることが主目的だったが、仮住まいが必要と聞き、それならばいずれやりたいと考えていたキッチンも同時にリノベーションすることに。掃除のしやすさからオープンなアイランドキッチンを希望され、収納力を上げるために背面収納を壁一面に設けた。
その場で決めないといけないようなことでも、思い切りのいい決断力を発揮されて、迷うことなくどんどんと進められた。じっくり考えたいところは、家でゆっくり検討して次の打ち合わせに持って行かれたそう。
「リノベーションの目的と好みをハッキリさせておくと素早く楽に進められるうえに、願いが形になったときの喜びも大きいですね」
打ち合わせはいつも和気あいあいとして、毎回楽しみだったという。
「全員がそれぞれの役割をまっとうして作り上げるチームワークが気持ち良かったですね。終始楽しく考えて、理想通りの仕上がりになりました。
将来子供たちが巣立って夫婦二人になっても暮らし続けたいお気に入りの家なので、その時には二人で暮らしやすい家にするため、またリノベーションしたいと思います」と微笑んだ。
アイランドキッチンの背面にはダイニングまで壁一面に配した収納棚を設けた。ピクチャーレールのあるディスプレイカウンターがあるので圧迫感がない。
対面式だったキッチンの向きを変えてオープンなアイランドに。LDKのサイズは変わらないが、解放感が出て明るくなった。
子供部屋のベッドスペースを上下で分けて、それぞれの部屋に取り込むことで、二人のお子様に個室ができた。
子供部屋のベッドスペースの高さは、起き上がっても頭のぶつからない同じサイズ。洋室2側には窓があり、立てる空間があるのでカーテンの交換も問題なくできる。
窓のない洋室3には室内窓を設けてリビングに入る採光を取り入れた。どちらの子供部屋にもナゲシレールが付いており、制服などを掛けられるようにした。
おこもり感がある程よいスペースになった子供部屋。扉を引き戸にしたので開けっ放しにしてもいいし、デスクなどを部屋の隅まで置くことができるので狭さをそこまで感じなかった。
よく使うお皿やグラスはダイニングの近くにあると便利と聞き、キッチンとダイニングの間に食器収納棚を。お手伝いがしやすいのか、お子様が自然と並べてくれるようになったとか。
釣りが趣味の旦那様が魚をさばき、それを奥様が調理するということもスムーズになったとか。アイランドキッチンなので、リビング側からお子様と向かいあって作業ができるのもうれしい。
キッチン背面の壁収納とキッチンと揃えたデザインにし、収納力も以前よりアップ。以前から育てている水槽はキッチンシンクに一番近い場所にして手入れも楽に。