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住まい手の今の暮らしや人生設計、インテリアの好みなどを聞いて、それが実現しやすい物件を探します」と不動産事業部の仲介担当マネージャー、石川亜耶子さん。Iさん夫妻の場合、10年後をめどに夫の実家のある湘南エリアに拠点を移す予定があるため、「売却や賃貸物件として活用することも視野に入れたうえで、物件選びからリノベ、資金計画まで親身に相談に乗ってもらえたのはありがたかった」と夫。
その結果、都心の良好な環境に建つヴィンテージマンションに住まいを構えた。設計を担当したのは同じくブルースタジオの谷崎雄亮さん。55㎡の住戸は〝倉庫〟をイメージした広々としたLDKが特徴だ。好みの間取りやインテリアを実現しただけでなく、造作家具と設備機器の少ない倉庫のようなシンプルさは、売却や賃貸活用を想定してのこと。もちろん、Iさん夫妻は住み心地にも満足している。「できれば住み続けたいな…」という妻のつぶやきにも納得だ。(撮影:山田耕司)【リノベりす掲載事例】
家具のように美しい造作キッチン。できるだけカウンタートップを広く長く取り、食材を広げて調理できるようにした。
「倉庫のようなつくり込みすぎない空間」という夫の希望を反映したリビング。床は、ステインを3色塗り分けた手の込んだヘリンボーン。天井付近の壁には長さ6mのワイドな本棚を造り付けた。
リビングはDKとひとつながりだが、3方を壁に囲まれて何とも落ち着ける。リビングの先にはアーチ型のバルコニーが。
玄関付近からバルコニー方向を見たところ。光が玄関付近まで届いているのが分かる。後に引っ越す可能性もあることから、本棚以外の収納家具は造り付けず、好みのものを少しずつ買い足して廊下に並べる予定。
寝室はLDKの広さを優先し、あえてシングルベッドが2つ置ける程度の広さに。その先にはWICも設置。寝室のみ天井を白く塗装したのは、窓からの光を室内に拡散させて明るさを得るため。
各設備をのびのびと使えるよう、浴室と洗面所、トイレはそれぞれ個室にせずワンルームに。洗い場はシャワーカーテンで仕切っている。
「別世界にしたい」「少々色っぽくしたい」という夫の希望から、白タイルを基調に光沢のあるゴールドのタイルをアクセントにあしらった個性的なバスルーム。
LDから玄関方向を見たところ。LDと寝室の間仕切り壁の上部にオリジナルの回転窓を設け、バルコニーからの光と風を取り込んでいる。