家づくりに役立つメールマガジンが届いたり、アイデア集めや依頼先の検討に役立つ機能や情報が満載!
アカウントをお持ちの場合
(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)
設計、施工を担当
逗子の披露山のRC住宅を購入し、別荘にリフォームをしたTさん。自宅とは一線を画した遊び心のある空間を目指し、フロアごとにデザインを変えながら、ホテルライクな空間をつくりました。
メインの1階エントランスは、高級感のある色や質感が特徴のローズウッドを採用してホテルのロビーさながらの洗練された空間に。LDKの壁には緑の眺望とマッチする大谷石を貼りました。
完成後は毎週末訪れ、ご夫婦で過ごしたり、たくさんのゲストを招いたりと、心地よいひとときを過ごされているそうです。
リビング〜ダイニング〜キッチンにかけての壁に、大判で厚みのある大谷石を貼りました。大谷石の持つ反りや厚みといった個性を考慮しながら1段ずつ、時間をかけて丁寧に施工しています。リビングとダイニング・キッチンが対角線上にある間取りなものの、大谷石の壁を連続させることで一体感のある空間に。
LDKはオープンなワンルームのように計画。リビング・ダイニング・キッチンがそれぞれ独立した場所と認識させるため、適度な距離感を保っています。壁の両側の窓から見える緑を印象的に見せるとともに、家具のレイアウトやダイニングのペンダントライトの設置位置も含めて計画することで、リラックスできる空間に仕上げています。
キッチンの背面には特注のアラベスク柄格子を用いた4枚の格子引き戸を入れて緩やかに間仕切り。シノワズリを思わせるデザインが空間にアクセントを与えています。食器棚と2台の冷蔵庫も見えないように計画し、すっきりとした空間に。キッチンと引き戸の間にある既存のコンクリート打ち放しの構造壁を一部残し、ラフな印象も感じられるようにしました
既存はオーソドックスなデザインで面白みに欠けていたため、2面の壁全面にランタンタイルを貼りました。Tさんが好きなブルーやグリーンをベースとした色を組み合わせています。床にはキッチンと色違いのメタル調フロアタイルを、一部の壁にはブラックウォールナットのフローリングを使用しました。
ゲストを招くことが多いため、エントランスは来客を意識してホテルライクな空間に。ローズウッドの突板で飾り棚やベンチを造作しています。シンプルな玄関扉や壁には同色のシートを貼り、扉のガラス部には格子を入れて雰囲気を一新。ローズウッドでぐるりと囲むようにデザインすることで、落ち着いた空間を演出しました。