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〈マンションリフォーム・リノベーション〉
共働きのご夫婦はご自宅で仕事をすることが多く、寝る時間もばらばらでした。そんな忙しい合間に行う音楽演奏は、心がゆるむ大切なひとときです。そこでLDKの隣に音楽室を設け、ガラスの引き戸で仕切るというプランを採用。夕食後に家族でセッションをしたり、音楽を聴いたりと、空いた時間で気軽に趣味を楽しめるようになりました。ガラス越しに大切なギターやレコード、本などを眺めているだけでも、わくわくした気持ちになるそうです。
床には足ざわりが心地のよいカーペットを使用。やわらかな雰囲気を、赤褐色のカリンの造作家具やアイアンガラスの引き戸で引き締めています。趣味の品々を表に出しているものの、シンプルなデザインと上質な素材でまとめ、すっきりとした印象に。一方書斎は、ご夫婦それぞれの好みを反映しています。
LDKに隣接していた和室は、家族みんなで音楽演奏を行うスタジオに。リビングとの間仕切りは、アイアンガラスの引き戸を使用することで、ひと続きとなって空間に伸びやかさを与えています。お気に入りのギターやレコード、書物を飾りながら収納し、それらをガラス越しに眺めれば、いつでも晴れやかな気分に。
オリジナルで造作した家具には、赤褐色とかすかな光沢が美しいカリン材を使用。建具や廊下の天井・壁も、素材の質感にこだわるなどして、家全体を上品にまとめました。また、壁式構造で壁を撤去できなかったことから、凹凸が気になる部分はデザインの工夫ですっきりと見せています。
愛着のあるキッチンはそのまま活用し、コンロやガスオーブン、レンジフード、食洗機などの設備を一新しました。背面の壁一面のカウンター収納は、既存のキッチンの色や質感と統一。さわやかな白が、奥さまのご希望の自然素材のリノリウムの床の趣を引き立てています。
ライフスタイルが異なるご夫婦。それぞれの好みとワークスタイルを考慮した個室となっています。ご主人さまのプライベートルームは、大人の隠れ家のような雰囲気。床はダークトーンの無垢材、壁には黒系の素材を組み合わせたシックな空間です。デスク周りには大容量の本棚を造作し、たくさんの書物を収納できるように。ご主人さまのご要望により、ちょっと休憩したり、布団を敷くことができる畳スペースを設けています。
奥さまのプライベートルームは木と白でまとめた明るい空間。仕事に集中しやすいよう、デスクまわりは床・壁・下がり天井でぐるりと囲みました。床・壁・天井の素材を寝室と変え、視覚的にゾーニング。ベッドの脇には腰壁を設け、書斎を気にせずゆっくりと休めるように配慮しています。
収納の扉が便器にぶつかるなどして使いづらかったため、今回のリノベーションで引き戸に変更。梁下にはミラーを貼り、視覚的な伸びやかさをもたらしています。限られた空間ながらも間接照明によって壁に貼った石の凹凸が際立つ、ラグジュアリーなトイレに生まれ変わりました。