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〈マンションリフォーム・リノベーション〉
「カフェのようなキッチンにしたい!」というご希望から、リノベーションがスタートしました。キッチンには奥さまの〈好き〉をいっぱい詰め込んでいます。一方、LDKや玄関は、シンプルで落ち着いた空間に。大谷石やウォールナットといった自然素材を使ってテイストにメリハリをつくり、家族もゲストもくつろげるようにしたことがポイントです。ダイングの引き戸を閉めるとシックなLDK。開放すると、サブウェイタイルや古材を使ったラフなキッチンとひと続きとなり、一気にたのしい気分が広がります。古材の棚には、お父さまから譲り受けたという真鍮の鍋やフライパンをディスプレイ。ご自身で集めたキッチンツールの数々は、出入りしやすい位置に設けた小さなパントリーにしまっています。ここにいるだけでリラックスできそうなキッチンが、暮らしの中心になりました。
■data
マンションリフォーム・リノベーション
実施エリア: 鎌倉市
面積: 150㎡
築年数:25年
家族構成:夫婦+子ども2人
ご両親が暮らしていたマンションをリフォームし、家族4人で暮らすことになったKさん。壁式構造のため大きな間取り変更がむずかしいことから、レイアウトとデザインの変更により、ライフスタイルと好みにフィットさせました。リビングや玄関といったパブリックスペースはシンプルに、キッチンには奥さまのこだわりをたっぷり詰め込みカフェ風に。空間ごとにメリハリのあるテイストで、心はずむ住まいを実現しています。
趣のある素材にこだわったこともポイントです。ウォールナットの収納と大谷石の壁は、懐かしいようなぬくもりをリビングにもたらします。入り口とつなげてゲートのように造作したL型の収納は、ボリュームを調整し、奥さまのお好きな大谷石を貼るスペースを広く確保。また、幅と奥行きの異なる古材を、ランダムに取り付けて空間にリズムをつくりました。木と石のやさしい素材感を感じさせる、居心地のよいリビングとなっています。
ダイニングの引き戸を開けると、さわやかなキッチンが目に飛び込んできます。ご希望だった”カフェのようなキッチン”をつくるため、サブウェイタイルの壁や、古材を使った飾り棚、ガラスと真鍮のペンダントライトなどでリラックスできる雰囲気を演出。棚にはお父さまから譲り受けた貴重な銅鍋や、奥さまが集めた食器などをにぎやかにディスプレイしています。奥さまのインテリアのセンスを発揮できる、こだわりのキッチンです。
キッチンには、たくさんの食器やお鍋、キッチンツールをしまえる大容量の収納がマストでした。そこで、これまでダイニング・キッチンだったスペースを、まるごとキッチンに変更。中央に鎮座している大きな箱の内側は、パントリーとなっています。入り口にドアがなく、出入りがスムーズで、収納量も十分。このパントリーを挟んで左右から廊下に抜ける動線により、家事効率も高まりました。カウンターから料理を提供する奥さまは、カフェのオーナーさながらです。
家族の身支度が重なることを想定し、ゆとりのある洗面カウンターを設けました。また2人のお嬢さまがいることから、カウンターの一部をドレッサーにしています。椅子に座ってメイクやお手入れができ、長時間過ごしやすい空間に。収納扉はダークブラウンで統一、壁に貼った天然石モザイクは間接照明にきらめき上質な印象です。ご主人さまも心地よく使えるよう、シンプルモダンなテイストでまとめました。
洗面・浴室・トイレのレイアウトを変更し、廊下の幅を拡大。玄関からは、突き当たりの窓まで見通すことができ、開放感が格段にアップしました。梁は、正面の壁と位置を合わせて存在感を抑えています。新たに設けたSIC(シューズインクローゼット)~壁~トイレのドアを同じ木でそろえて、フラットに。その先に壁には、お気に入りの小物を飾るニッチを設けました。木でフレーミングした入り口は、リビングへ続いていることを一目で伝えます。