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〈戸建てリフォーム・リノベーション〉
5年前に注文住宅で一戸建てを建てたMさん。「気に入って建てた家なのですが、暮らすうちに色々と気になるようになって」と話します。「しかし、吹き抜けやロフトのような中2階は気に入っているから残したい」というご希望から、既存を活かしながら、洗練されたモダンな空間に一新しました。
気になっていたのは、窮屈な玄関とキッチンの動線です。それから、節の強い木を多用した空間は、少し重たい印象でした。そこでまず、玄関とリビングの間の間仕切り壁を移動し、玄関ホールを拡大。キッチンはレイアウトを変えて、ダイニングからスムーズに行き来ができるようにしました。床や家具にチークを使用しつつ、整然とした納まりにこだわったことで、モダンながらも木のぬくもり感じる空間に仕上げることができました。
間取りをほとんど手を加えず、デザインでイメージを大きく一新。特にこだわったのが、吹き抜けに面した中2階の見せ方です。手すりをスチールと強化ガラスに替えることで、リビング・ダイニングからの見通しをアップ。視覚的な伸びやかさが生まれました。床は、ご希望のミャンマーチークの無垢フローリング。家具もすっきりとした柾目のチークで造作し、シンプルモダンな空間が誕生しています。
中2階下の天井と側面にチークを張り、リビングから木が浮かび上がるようなデザインに。シンプルな空間の中、モダンなアクセントとなっています。またサイドの窓にはブレースがあったため、見た目に配慮し、木の縦格子を設置。ダイニングやキッチン側からブレースを見えなくすると同時に、防犯効果を高める役割も担っています。
中2階下の天井と側面にチークを張り、リビングから木が浮かび上がるようなデザインに。シンプルな空間の中、モダンなアクセントとなっています。またサイドの窓にはブレースがあったため、見た目に配慮し、木の縦格子を設置。ダイニングやキッチン側からブレースを見えなくすると同時に、防犯効果を高める役割も担っています。
中2階の下の空間は、主人さまのデスクスペースに。デスクまわりは、縦格子と木目の美しい天井でL字に囲み、書斎のような独立性を持たせています。デスクと棚は、空間のテイストに合わせてオリジナルで造作しました。共にスタイリッシュなデザインで、棚の上下には間接照明を入れて軽やかに。黒く着色したナラ材を使って空間を引き締めています。
フルオープンの対面キッチンは、「キッチンから回り込んでダイニングに向かう動線が不便だった」とMさん。そこでキッチンを壁付きにし、一部がオープンとなったセミクローズドキッチンに変更。キッチン~ダイニングの動線を短縮でき、これまで通り、リビング・ダイニングのお子さまの様子もわかるように。ダイニングにはL字型のカウンター収納を、床と同じチークで造作しています。
階段を上りきった瞬間に視界が一気に開け、リビング・ダイニングを一望。あえて階段の腰壁を高く設定し、上りきるまでの視界を制限したこともポイントです。また、スチールとガラスの手すりによって見通しを高めることで、上下階の連続性をつくりました。窓からは南の自然光が注ぐホールは、読書にぴったりの心地よさをもたらしてくれます。