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夫婦2人とお子さん1人(将来2人?)のための家。
夫は会社勤めをしながら家で絵本作家をされていて、そのための仕事部屋がある住宅です。
東京都杉並区の一般的な住宅地で敷地の3辺は隣家にかこまれ、西方向の道路にのみ開いた土地です。用途地域や予算から木造の2階建てとなり、さらに東京都の厳しい北側高さ制限がかかる場所にたつ家です。
賃貸マンションに住んでいましたが、絵本作家の仕事をする仕事部屋も必要でお子さんも生まれた事から手狭になっていました。
土地候補を2つ見つけて石川淳建築設計事務所に相談して、現在の土地に決めました。
お仕事の「絵本作家」から何かイメージがわかないかと考えていたところ、絵本→飛び出す絵本→折り紙 とつながり、折り紙を折ったような外観を思いつきました。
北側斜線なりに斜めに切られる外観デザインを上手くまとめる事ができました。
折り紙を参考にした外観。左からかかる高さ制限の斜めをデザインに盛り込んだ。
準防火地域のため、アルミサッシュは小さな物しか選べません。そのため、ランマの三角形の硝子部分はスチールサッシュで製作しています。
会社員でもあり絵本作家でもある夫の仕事室。広さは約6畳
建物正面の道路対岸には隣家の緑地が茂っています
細長い玄関土間にそって壁面収納を設置
子供室前の廊下に洗面を配置。写真背面には主寝室への入り口がある。 帰宅してすぐに手洗いして、2階リビングへ上がれる。
2階リビングの天井高さを高く取り、開放感を作りました。
先端は低く、窓の近くは高くした腰壁。道路から内部は見えないように。
道路からの視線は入れず、緑の借景を頂きます。
キッチン背面の2つの入り口。左は仕事室で、右はサニタリー。
浴室の上を仕事室のロフトに使用。 画材などを収納する。