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来客をもてなすことが趣味のご夫婦からのご依頼でした。囲炉裏が欲しいとのご要望を頂きましたが、夢は膨らみ、予算との兼ね合いから思い切ってワンルームに近い平面をつくり、要望のあった諸室でやわらかく分節してゆく案を提案致しました。冬の雪対策と夏の湿気対策として建物全体を1mほど持ち上げたことで、借景としての緑の中に浮いたように見える室内空間が出来上がりました。もちろん手すりはありませんので、縁側のように座って頂いてもよく、様々な使い方が出来る様に平面を考えてあります。浴室は半露点風呂の様な雰囲気が出るよう、トップサイドライトと全面開放が可能な窓を組み合わせ、他の居室は全面がガラスの引き戸で構成され、イベント時には完全に開放されつつ、日頃はガラスで覆われた空間に変化する仕組みとなっています。
幾つかに分節されたワンルームのようなゲストハウスです。この写真はその一角、縁側のような場所でもあり、森の中に浮いた様な開放感のある居場所です。 通常はガラス窓で内外を分節していますが、イベント時などには開放します。ガラス戸は戸袋に全て格納出来る仕組みになっていますにで、まるで東屋のような開放感とともに、風景と心地よい風が室内を満たします。
冬の雪と夏の湿気対策として持ち上げられた外観は、シンプルな形の建物をより美しく見せます。外周部の窓は全て引き込みが可能で、このシーンでは床と屋根がまるで浮いた様に見えます。黒い箱状の壁には、それぞれキッチンとトイレ、浴室と納戸が格納されています。