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小田原の郊外、平坦な地形が続く一角が敷地でした。施主の要望は段差のある家。私は基礎工事によって発生する残土を利用して、丘を包み込むような中庭のある家を計画しました。丘に沿って階段状に上っていく縁側を計画し、家のどこに居てもこの丘の中庭を介して終日自然光が屋内を満たします。
キッチンはダイニングテーブルと一体化し、背後の白い壁に降り注ぐトップライトの明かりが、室内全てに行き渡ります。
キッチンとダイニングは、ひと繋がりのカウンターでデザインされています。左には真っ白な壁にトップライトが光りと影を落とし、右には縁側越しに丘の豊かな風景が滑り混んできます。料理をしていても食事をしていても、終日飽きること無く風景を眺めていられるダイニングキッチンです。 縁側に沿った開口部は木製建具の引き戸になっており、全面開口とすることが出来ます。
コの字型をした建物が丘のある中庭を包み込んでいます。外観はまるで2棟の建物を丘が繋いでいるようにも見えます。 この丘は子供達の遊び場でもあります。
丘の上から家を見下ろしています。この丘は基礎工事によって発生する残土を利用して造成されており、高さはおよそ1.5m程度です。芝生をはり、造園家に紅葉をデザインして頂きました。丘を囲むように計画された縁側は、屋内と丘の中庭を繋ぐとても重要な役割を果たしています。