家づくりに役立つメールマガジンが届いたり、アイデア集めや依頼先の検討に役立つ機能や情報が満載!
アカウントをお持ちの場合
(OFFのときは写真にマウスオーバーで表示)
周囲を都市郊外の道路に囲まれ、セキュリティーの面から中庭に向かって開く平屋建てを提案しました。敷地に余裕があったため、中庭の面積と住居の面積がほぼ同じになる位に、中庭と住居が共存する計画が出来ました。
東北特有の冷涼な冬期に必要な太陽光を得るための平面形状を検討しつつ、一方で高温化する夏の日射しを遮断するための庇も同時に検討した。基礎はすべて900㎜まで立ち上げて雪対策とし、開口部はその位置とプロポーションに気を遣いながら、開放性を確保して中庭との一体性を維持しました。
手前が天井が高いダイニングキッチンで、奥が天井の低いリビングです。黒く染められた床と白い空間のコントラストが、回り込む光に応じて美しい陰影をつくりだし、僅かな床の段差とともに、連続した空間に対して居場所の分節を行っています。
ここは玄関です。僅かな面積ですが、天井を高くしてベンチを設け本棚もつくりました。ここは玄関ですが、立派な図書館のような空間です。 光のスケールを落として、ゆっくりと流れてゆく時間を味わえる空間となっています。
畳の間の開口部は完全に開放することが出来ます。僅かな面積の庭は丁寧に植栽が計画され、屋内と屋外が一体となって風景が出来上がります。
複雑な形をした中庭はガラスを経て屋内と屋外が繋がります。庭のあちこちに、石や紅葉などを植栽し、奥行きと趣のある場所をつくりだしました。1件の家の中とは思えないほどの距離感と多様な風景は、それぞれの場所の配置や高さに変化をつけて、予定調和的に見せない工夫が必要でした。
雪の多い地方に建つ住宅の外観です。格子越しに中庭と露地が見え隠れしています。