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施主と一緒に探した敷地は、眺めが良くて傾斜している土地でした。幾つか巡った後に決めたこの土地は、とりわけ最も条件が厳しく価格も安かったと記憶しています。その代わり、眺めは最高で東に市街地を、西に富士山を眺望するロケーションであったため、すぐにこの土地を気に入りました。傾斜地故に基礎の工事費をいかに安く抑えるかはとても大切な基本条件です。そこでこの住宅は基礎を最小限とし、眺望に向けてタワー状に上に延びてゆくプロポーションをイメージしました。そしてその最上階にパノラマニューが得られる計画です。
安心感と開放感が同居したようなダイニングです。ベンチを設え、どこでも自由に座れます。ダイニングテーブルと首振り照明も、acaaがデザインしました。 左の開口部から崖に飛び出したようなテラスへと出ることが出来ます。
最上階のこの居場所はカーペットに包まれたような、少しだけ彫り込まれた居場所です。大人は縁に座ったり寝そべったり、子供達はこの中に入り込むことで、籠もり感を察知してここでずっと遊んでいます。
ここは最上階、奥に見えるのは子供たちが遊ぶ場所としても使えるところです。カーテンを閉じた写真ですが、拡散するひかりが空間を満たし、開放的な一体空間が広がります。
傾斜にそった大階段に思い思いに座ってバーベキューなどが出来ます。木陰にハンモックなどを架けて昼寝も出来る、とても多様な過ごし方を許容する居場所です。
最上階のリビングから跳ね出したデッキ空間から眺望を楽しめます。さらにそこから地面へと降りる階段が続き、傾斜にそった大階段にはハンモックなどを架けて楽しむことが出来ます。