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休作中だった段々畑が敷地でした。広々とした敷地と周囲に広がる風景に対して、傾斜にそったシンプルな片流れの屋根と縁側のある平屋を提案致しました。空間を分節するのは、トップライトのあるキッチンと、収納、玄関、そしてキッチンと同様にトップライトのある洗面と浴室です。さらにシンプルな平屋のフロアーは中央付近で4段の大階段が設けられ、大きく分けて4つの部屋が出来ています。
僅かな段差により、風景の見え方が大きく変化し、深く張り出した庇のお陰で縁側はこの家にとって主要な居場所となっています。キッチンはまるで中庭の様に明るく、その周囲にトップライトから降り注ぐ光を届けてくれます。一方で階段を降りてゆく露天風呂の様な雰囲気をつくろうと思い、この住宅の洗面と浴室は太陽光の降り注ぐ立体的な空間となっています。
平屋の大屋根に覆われた中央部、家族が集まる象徴としてこのキッチンはあります。キッチン内部が全てトップライトとなっており、まるで中庭のように、自然光がキッチンを通じてダイニングへと降り注ぎます。 キッチン内部はカウンターや吊り棚も含めて全て作り付けとなっており、合理的に収納が可能になっています。 手前のダイニングテーブルもacaaがデザインを行いました。
右に縁側と広がる風景、左には階段とダイニングがあります。緩やかに傾斜した片流れの屋根に覆われる安心感とともに、風景にむけて広がる開放的なリビングです。階段には、思い思いに座ることができ、風景を眺めながら過ごすことが出来ます。縁側は深い庇に護られ、夏の日射しを遮りながら、縁側を居場所に変化させます。ガラスは連装の引き戸になっております。