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鎌倉の緑道に面したこの住居は、深庇と縁台を介してダイニングと緑道が繋がるように計画されています。緑道からの目線が屋内を見下ろされることのないように、床を高くし、さらに階段状のダイニングにすることによって、様々な居場所から緑道を眺めることが出来るように計画されています。
トイレや洗面、浴室へと向かう廊下は、空間の尺度と光をコントロールし、露地のような空間に仕立てました。
玄関を入ってすぐのところに、洗面と浴室に向かう内露地と呼んでいる空間があります。これは廊下ですが、単なる廊下ではなく、歩くことに特別な時間を感じてもらうための大切な空間です。
階段からダイニングを見下ろしています。 ダイニングテーブルは作り付けてあります。
片流れ屋根の左に開放的な空を眺め、右側に緑道の緑を眺めます。 立体的な階段は、様々な過ごし方を許容するリビングです。
緑道に向かって大きく伸びた大屋根と縁台が特徴的な外観です。 緑道を歩く人の目線によって屋内が覗かれないレベルまで床を上げ、間口一杯に開口を取りました。