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軽井沢にたつコンパクトな別荘。分譲別荘地から少し離れた、追分に近い地域に建っています。定住されている家と別荘の混在するような場所です。
敷地が少し傾斜していますので、それに合わせるように室内ではスキップさせたフロアがつながる空間となっています。床を地面から1mほど高くしました。広めのウッドデッキがあり、霧の広がる時は広々とした、森に浮かぶような感じになります。
別荘は日常を離れる空間ともいえますが、夏冬共に使用の予定、比較的使用頻度が高いため、日常でも不便ないようにコンパクトにシンプルに。第二の書斎として使えるように本棚は壁一面に用意しました。
無垢材のフローリングや塗壁など、素材感にもこだわりました。少しだけ建主さんと一緒に壁の色使いを楽しんでいます。
北側外観です。私も建主さんも別荘=木の外装、を選びたい気持ちは山々でしたが、できるだけメンテナンスのかからない素材を選びました。屋根、外装材ともにガルバリウム鋼板の黒色を採用しています。
軽井沢は湿度の高い時期が多いので、床はできるだけ地面から離しました。ここではアプローチの階段を設け約1m。この上には2階のバルコニーが庇代わりに雨と雪から守ってくれます。外壁はガルバリウム鋼板の黒です。
南側、大きな窓とウッドデッキにつながる外観。森の中に飛び出すようなウッドデッキ。アウトドアのリビングルームとして広めに作りました。大工さんお手製、造り付けのベンチもあります。霧が出た時には雲の中にいるようです。
リビングとつながる大きなウッドデッキです。幅いっぱいに大工さんに作ってもらったゴッついベンチ。ゆったりできます。 その裏にはソーラーウォーマーというパネルを取付けています。太陽光で発電、暖まった空気を室内にいれる補助暖房です。別荘には留守中の換気、しかも暖まった空気を送ってくれるので湿気対策にも良いということで設置しました。
アプローチの階段を上がったところに設置した。赤いアメリカンポスト。黒い外壁に赤いポスト。かわいらしさがあります。
ダイニングルームからスキップして少しだけ下がったリビングルームを見たところ。リビングから庭の方へ広めのウッドデッキへとつながります。
リビングルームからダイニングルームの壁一面に本棚を設けています。そこに合わせて窓をあけました。 ベグナーのソファの青いファブリックもなかなかいい感じです。
少し下がったリビングルームからキッチンのあるダイニングルームを見たところ。スキップフロアは視線の位置が変わって面白い。上から見ると森へ下がって行くような、下のリビングから見るとウッドデッキ、森へとつながる、そんな視点です。 壁はパーフェクトウォールという左官材。漆喰同様の調湿性があり空気がスッキリする印象です。
リビングルームにある小さな薪ストーブ。小さなものですが能力は充分。常にいるわけではないので、薪ストーブだけに暖房を頼るわけではなく、別の暖房も実は用意しました(笑)
2階へ行く階段室は、切り替える空間として別の素材と色でインテリアを楽しんでいます。 木目のあるラワンの素材に木目を残してスカンジナビアンレッドに塗装。別荘ですからね、少しワイルドに(笑)
左官の壁で仕上げていますが、ベッドヘッドウォールを淡いグリーンに仕上げています。落ち着いた色を頭にゆっくり休めそうです。建て主さんのセレクトです。