注文住宅

青葉台KM邸-都市公園の緑を借景とするスキップフロアの二世帯住宅-

面積:

183㎡

費用:

4500万円

エリア:

東京都

実施時期:

設計期間 2014.09~2016.03 施工期間 2016.04~2016.11

内容:

都市公園の緑を借景とする、木造3階建ての二世帯住宅です。
敷地は間口が狭く、南北に細長い形状となる建物配置の中央部で床が半層ずれるスキップフロアを採用しました。6つの床レベルのうち最下は駐輪場や収納スペース、その上2枚が親世帯、更に上の3枚が子世帯という断面構成です。各世帯の住戸内にあるレベル差は公私の領域を明確にし、生活に変化やメリハリをもたらすことを意図しています。また、最上階にあるワークスペースからは南側の景色が一望でき、ルーフテラスと一体となった広がりのある場所となっています。
内外とも建築はごくシンプルで控えめな設えですが、そこには空間の最終決定権をデザインにも精通される住まい手に委ねる思惑があります。プランを効率よくまとめるために必要な奥まった玄関へのアプローチ空間を退屈なものにせず、魅力的に人をいざなうために採用した、軒天の無垢のチーク材が設計者の仕掛けた唯一のアクセントです。

遠藤誠

「そこに在るべくして在るような建築」 を目指して設計したいと思っています。 近年の建築雑誌を賑わすような作品の傾向 (他よりも抜きん出ることに主眼が置かれ、奇をてらうことを意識しているような・・・)に対しての不信感から、最近そんな風に思うようになりました。在るべくして在る姿=必然たるデザインとは、一見地味で目にとまりにくいものかもしれません。その割にそれを追求し極めるためには多大な時間と努力を要する、効率の悪いものとも思われるでしょう。しかしそういう姿勢から、時代の流れに迎合しない、深く、長く愛されるデザインは生まれると考えています。 建築にはまず使う人がいて、敷地があり、それをとり巻く自然環境、社会環境、経済環境などさまざまな条件があります。そこに在るべき建築の姿とは?それは建築家の頭の中にあるのではなく、すでに存在している。設計という作業はそれを探し出すことであると考えています。

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