注文住宅

桃井M邸-中庭を中心としたコの字配置の立体コートハウス-

面積:

106㎡

費用:

3100万円

エリア:

東京都

実施時期:

設計期間 2014.10~2015.03 施工期間 2015.04~2015.09

内容:

敷地は四方が建物で囲まれた旗竿形状です。このような住環境の場合によく推奨する、2階リビングの立体コートハウスをご提案しました。
1階はコの字型の配置、門扉を介して一旦中庭を経由してから玄関にアプローチするスタイル。センターからアクセスすることによって廊下面積が最小限のコンパクトなプランを実現しています。一方2階は勾配天井を持つ大きく開放的なLDKが中心で、南側にはデッキテラス、中庭上部の吹抜け、小さな和室が一列に並ぶという構成です。この中庭は完全なプライバシーが確保されており、適度な採光や通風を享受するとともに、住まいの各所から窺える魅力的な中間領域となっています。
ただし・・・、中庭を経由しての搬入を予定していた2階の大型のソファーの納品が遅れてしまったため、この中庭の植栽工事が引渡し後だいぶずれ込んでしまいました。年末ぎりぎりとなって、ソファー納品、その直後に樹形の綺麗な株立ちのアオダモが中庭に居座って、これでやっと!気持ちのよいお正月が迎えられるのではないでしょうか。

遠藤誠

「そこに在るべくして在るような建築」 を目指して設計したいと思っています。 近年の建築雑誌を賑わすような作品の傾向 (他よりも抜きん出ることに主眼が置かれ、奇をてらうことを意識しているような・・・)に対しての不信感から、最近そんな風に思うようになりました。在るべくして在る姿=必然たるデザインとは、一見地味で目にとまりにくいものかもしれません。その割にそれを追求し極めるためには多大な時間と努力を要する、効率の悪いものとも思われるでしょう。しかしそういう姿勢から、時代の流れに迎合しない、深く、長く愛されるデザインは生まれると考えています。 建築にはまず使う人がいて、敷地があり、それをとり巻く自然環境、社会環境、経済環境などさまざまな条件があります。そこに在るべき建築の姿とは?それは建築家の頭の中にあるのではなく、すでに存在している。設計という作業はそれを探し出すことであると考えています。

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