注文住宅

柿の木台M邸-天窓付き階段を中央に配する2階リビングの家-

費用:

2800万円

実施エリア:

神奈川県

実施時期:

設計期間 2014.03~2014.08 施工期間 2014.09~2015.03

延床面積:

116平米

内容:

通常2階にリビングを置くプランは、明るく開放的なLDKとなる一方で、1階にその分のしわ寄せが生じます。また平面の中央に階段を配する案は、全体の動線がコンパクトに収まる一方で、広々とした空間が確保し難い傾向があります。この住宅ではその両方を採用し、更に階段真上をトップライトにすることなどによって、それらデメリットの解消を試みました。だから一見どこにでもありそうで、あまり見かけないにプランになったかもしれません。
施主のMさんは建築デザイン全般に対する造詣が深く、空間に対する光のあり方に鋭敏で、よってこんなちょっと変わった?空間構成の提案に対しても深くご理解いただき、受け入れていただいたように思います。住まい手はそんな方でしたので、ステップアップするデッキテラスや、ピクチャーウインドウ前の造り付けのソファー、木製サッシ廻りの納まりなどの細部に至るまで、こだわりを持って色々なテーマに挑戦した住宅となっています。

遠藤誠

「そこに在るべくして在るような建築」 を目指して設計したいと思っています。 近年の建築雑誌を賑わすような作品の傾向 (他よりも抜きん出ることに主眼が置かれ、奇をてらうことを意識しているような・・・)に対しての不信感から、最近そんな風に思うようになりました。在るべくして在る姿=必然たるデザインとは、一見地味で目にとまりにくいものかもしれません。その割にそれを追求し極めるためには多大な時間と努力を要する、効率の悪いものとも思われるでしょう。しかしそういう姿勢から、時代の流れに迎合しない、深く、長く愛されるデザインは生まれると考えています。 建築にはまず使う人がいて、敷地があり、それをとり巻く自然環境、社会環境、経済環境などさまざまな条件があります。そこに在るべき建築の姿とは?それは建築家の頭の中にあるのではなく、すでに存在している。設計という作業はそれを探し出すことであると考えています。

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