注文住宅

元石川町M邸-おおらかな片流れ屋根の下から望む眺めの家-

面積:

122㎡

費用:

3700万円

エリア:

神奈川県

実施時期:

設計期間 2014.07~2014.12 施工期間 2015.01~2015.08

内容:

施主のMさんには、前から何度か当事務所のオープンハウスにお越しいただいており、特に若林M邸を気に入っていただいたとのことで、敷地が決まる前から新居設計のご依頼を受けていました。土地探しの協力もありやっと見つかったこの敷地は、緑豊かな環境の高台にあり、計画的には西側隣地の緑地や北側遠方まで広がる眺望をどのように取り込むかがカギになります。
この住まいの特徴は西下り片流れの大屋根、その下は勾配天井を持つLDで、可動間仕切りを介して2階の子供部屋まで空間が連続します。リビング西側は一層下のレベルにある駐車場上まで張り出すデッキテラス、その上は夏の西日をカットする深い軒としました。
その他の各部屋も基本は北向きの配置構成で、それぞれピクチャーウィンドウが設けられています。特にダイニングの北側には高さを テーブルに合わせた横長の出窓があり、この北東角の椅子(多分奥さまの席)がこの家の特等席になるのではないかと思っています。

遠藤誠

「そこに在るべくして在るような建築」 を目指して設計したいと思っています。 近年の建築雑誌を賑わすような作品の傾向 (他よりも抜きん出ることに主眼が置かれ、奇をてらうことを意識しているような・・・)に対しての不信感から、最近そんな風に思うようになりました。在るべくして在る姿=必然たるデザインとは、一見地味で目にとまりにくいものかもしれません。その割にそれを追求し極めるためには多大な時間と努力を要する、効率の悪いものとも思われるでしょう。しかしそういう姿勢から、時代の流れに迎合しない、深く、長く愛されるデザインは生まれると考えています。 建築にはまず使う人がいて、敷地があり、それをとり巻く自然環境、社会環境、経済環境などさまざまな条件があります。そこに在るべき建築の姿とは?それは建築家の頭の中にあるのではなく、すでに存在している。設計という作業はそれを探し出すことであると考えています。

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