注文住宅

浜田山の家-ギャラリースタイルの家、ミニマリズムの調べ-

面積:

243㎡

費用:

10000万円

エリア:

東京都

実施時期:

設計期間 2015.06~2016.01 施工期間 2016.02~2016.10

内容:

私が非常勤講師をしている大学の准教授、齊藤先生からご紹介いただいたプロジェクトです。既にマスタープランができていた状態から後を引き継ぐかたちでしたので、コンセプトを強化するための設えに重点を置き設計を進めました。以下は齊藤先生が考えられた設計主旨ですが、そのまま掲載させていただきます。
「南北に細長い敷地を活かした、2つの中庭をもつ明るく広がりのある住宅です。玄関を入ると上がり框のない土間が広がり、敷地奥に植わるオリーブの古木まで20mほど見通せます。この空間は建物の主動線であると同時にギャラリーであり、壁のニッチに展示された白磁が日々の生活に優美さと張りを与えてくれます。各部屋は強い日差しの入る東西方向に窓を設けず、中庭に面して開いています。どの窓からも緑の揺らぎを眺めることができ、中庭に反射する柔らかい光と緑を介してそれぞれの部屋が緩やかに繋がっています。建築の表現は華美に流れず、やや硬質で清潔感のある印象にまとめることを心がけました。あえて木目調を取り入れずモノトーンを主に構成することで、自然光や緑の変化をより繊細に感じられるよう意図しています。」

この住宅事例を手掛けた建築家

遠藤誠

建築家 / @東京都

「そこに在るべくして在るような建築」 を目指して設計したいと思っています。 近年の建築雑誌を賑わすような作品の傾向 (他よりも抜きん出ることに主眼が置かれ、奇をてらうことを意識しているような・・・)に対しての不信感から、最近そんな風に思うようになりました。在るべくして在る姿=必然たるデザインとは、一見地味で目にとまりにくいものかもしれません。その割にそれを追求し極めるためには多大な時間と努力を要する、効率の悪いものとも思われるでしょう。しかしそういう姿勢から、時代の流れに迎合しない、深く、長く愛されるデザインは生まれると考えています。 建築にはまず使う人がいて、敷地があり、それをとり巻く自然環境、社会環境、経済環境などさまざまな条件があります。そこに在るべき建築の姿とは?それは建築家の頭の中にあるのではなく、すでに存在している。設計という作業はそれを探し出すことであると考えています。

遠藤誠

建築家 / @東京都

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