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南面、西面を住宅に囲まれた立地条件の中、南隣家の一部だけ2階レベルに抜けがあり、ここに面した吹抜けのハイサイドライトから1階のLDKに光を採り込み、杉の木で作られた障子によってプラバシーを得ながら柔らかく拡散された光を得ます。 この吹抜け部の床仕上げは一段高くレベル差をつけた畳敷きの和室であり、ここが家族のコミニュケーションの中心の場となるように計画されました。建具で仕切れば客間としても使うことも可能で、限られた床面積を有効に利用します。
2階には5人の家族それぞれ独立した個室を持ち、特に子供部屋は床面積3帖という狭さながら、高天井にロフトベットを用いて空間を縦に利用します。 水廻りは朝晩の利用ピーク時に配慮すると同時に、海や山遊びから帰宅した際にも使いやすいように、複数箇所に分散して配置。アウトドア用品やスポーツグッズをしまったり、日常の家事にも便利なキッチンを結ぶ位置に大きな玄関収納を設けるなど、アクティブな家族のライフスタイルを支えます。