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都内の住宅街に計画した都市型3階建ての住宅です。敷地面積は約20坪程度、狭小住宅の部類に入るでしょう。
間口が狭く長細い敷地形状を有効利用を図りつつもコストを抑えるために、鉄筋コンクリート(RC)と木造の混構造としました。
1階は上階に部屋を有しつつ2台の駐車スペースを確保、さらに深夜でも気兼ねなく音楽を楽しむことができるよう防音室を設けたことから、構造的に自由度が高く強度を保つことができて、かつ防音効果も高いRC造としました。
2階にLDKを配置し、オープンな螺旋階段部を吹き抜けにすることによって開放感を演出しつつ、光を室内に取り込むことで狭さを感じさせないように考えました。
3階には主寝室と各子供室を配置。それぞれ閉じた空間としていますが吹き抜けを通じて、なんとなく互いの存在が感じられるようにしています。開閉型のトップライトを階段吹き抜け上部と各室に設けてあり、温度差によるドラフトを利用した空気の流れを作り、狭い敷地ながらもなるべく自然の風で快適に過ごせるように工夫しています。