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1つの敷地内に建築主のご両親が住む母屋と建築主が住んでいた離れがありました。両方の住宅をどう扱うかについて何通りもシュミレーションを行い母屋のリフォームと離れを建て替えることになりました。
建築主のご希望は、とにかく暖かいことでした。また、生まれたばかりの息子さんがのびのび育つ住宅を望まれました。
敷地は、南側が道路で、南側に母屋があり北側に離れという配置です。
母屋と離れの間に出来る空間を中庭として双方に内外一体となる住空間を作ることで、日々の暮らしをご両親と一緒に過ごす住宅としました。
1FにLDKと和室と水廻り、納戸 2Fに寝室と子供室という構成としました。納戸は1FLより下げ、上部をリビングとするスキップフロアにすることで、大きな収納スペースと高い吹抜けのあるリビング生み出しました。
木造としては、大きな空間になるため構造はSE構法を採用しました。
暖かい家にする方法としては、建築主よりパッシブソーラーの希望がありました。「その風」システムを採用し、家のどこでも常に暖かい家となりました。
吹抜けは、「その風」システムの空気循環させる空間としても機能しています。
竣工し、お子さんが走り回る姿を見ながらとても喜んで頂けました。また、そよ風システムによる全館暖房が快適で、空調というより「季節が変わる感じ」という感想を頂きました。
建築主とは、これから子供が生まれ親になる人の為の講習会で出会いました。子供の育て方などで意気投合し自宅の建替えの設計依頼をお受けました。
1つの敷地内に建築主のご両親が住む母屋と建築主が住んでいた離れがありました。両方の住宅をどう扱うかについて共同住宅にする案も含めて何通りもシュミレーションを行い母屋のリフォームと離れを建て替えることになりました。
とても明るい建築主一家には、ご友人も多く、ママ友達のたまり場になっているとのことです。様々な居場所も設定していましたので、その点についてもお役に立てているのではと思います。
手前は母屋との間の中庭です。デッキを敷く計画があります。 2F右側の木の手摺の奥は、寝室のバルコニーです。
リビング、ダイニングを2階の寝室から見下ろしたところです。 中央下がダイニングで、少し上がった場所がリビングです。中央のニッチは、お子さんの勉強コーナーです。リビングの下は、大きな倉庫兼書斎になっています。
中2階のリビングより前方上部の子供室、右側上部の寝室を見ます。 全ての居室は、この吹抜空間で繋がります。またそよ風システムの空気の循環空間となっています。
中2階のリビングより前方上部の子供室、右側上部の寝室を見ます。
キッチンは、システムキッチンの周りをシナ合板の仕切りで囲い、他の仕上げと合わせています。奥は冷蔵庫、パントリーです。右奥は客室にも使用する和室です。
子供室です。上部はロフトです。中央で2室に分割できるようになっています。 右側の窓は、リビング上部と繋がる窓です。
寝室です。奥はリビングの吹抜です。右はウオークインクローゼットです。写真手前は、寝室専用バルコニーにつながります。