注文住宅

住宅密集地で陽光の恵みを受けるRC住宅|つばさの家

面積:

164㎡

費用:

4900万円

エリア:

東京都

実施時期:

2013年

内容:

敷地は住宅密集地にあり、区の定める地区計画上、耐火構造であることが求められました。また、近くを通る環状線からの遮音対策も考え、RC造とするのが自然な選択肢でした。RC造の場合、木造と比べて柱間の距離を大きくとることができるので、大らかな生活スタイルの建主にふさわしいスケール感を出すことができました。

また、冬は陽光を家の奥まで届け、夏は強い日差しを家の外で遮るために、大きな開口と深い庇、そして、家の中心にコート状のルーフテラスを設けました。家の中心にルーフテラスがあると、そこから下に光を落としていくことが可能になるのです。

RCであることのメリットやオーナーの要望を収斂していった結果、屋根や天井が「つばさ」を広げたような形状となり、大らかな家族を表現するのに相応しいものとなりました。「つばさ」を仰ぐと、周囲から覗かれる心配なく空間が垣間見え、住宅が密集しているとは思えない「のびやかな」空間に仕立て上げることができたと思っています。

旗状敷地の奥まったところに、中の様子が伺えない外観。
外壁はボーダータイル。パイン材の軒裏が印象的に見えます。

ボーダータイルの壁に誘われるように玄関へとアプローチします。ボーダータイル壁の左側にはリビングに面したテラス。通りからは見えずプライベートテラスとなっています。

住宅密集地ですが、この位置はどこからも見られることがなく陽当たりの良い場所です。テラスの床には素焼風のタイルを敷きつめました。
リビングは吹き抜けており、冬の陽光を奥まで届けるために2層分の大きな開口を設けています。一方で、夏の強い日差しを避けるために、2層の大きな庇も設けています。

南側に大きな開口を設けて、冬の日差しを奥まで届けるようにしています。一方、夏の日差しを遮るため、2層に渡って出の深い庇を設けています。上部の庇はパイン材とし、内部の天井と連続して見えるようにデザインしています。

玄関脇にある手洗い。家族が出かける前の姿見として。外から帰ってきたときの手洗い場として。また、向かい側にある客間に寝泊まりする客人の洗面の場として。

住宅密集地の中で、隣家から覗かれない位置に大きな開口を設けています。天井のパイン材は南側の庇と連続していきます。

リビング-ダイニング-ワークコーナーが雁行しながら、奥に展開していきます。リビングを見上げると、ルーフテラスが視覚的に連続していきます。

吹抜けから光が入るリビングと、階段からの光に囲われ、落ち着きを保ちながらも開放感を感じるダイニング。

ワークスペースから見た雁行するダイニング・リビング。中庭やハイサイドライトなど、様々な高さ、方向から光を取り入れ、密集地であっても明るい1階としています。

中庭に面したダイニング。庭にはコハウチワカエデ。

ダイニング、和室、ワークスペースに囲まれた中庭。紅葉のきれいなコハウチワカエデで四季が感じてもらえるように。

ダイニングにある階段。ボーダータイルの向こうは吹抜になっているリビング。四角い開口からちらりと見えるのはリビングに面している庭。

3連引戸により、廊下と一体化する子供室です。プレイルームが拡張しつつも、親の目が行き届く関係です。3連引戸は、将来2室に間仕切っても、そのまま使えるように引戸の幅を考慮しています。

最初は2室を一体としたプレイルームに。将来間仕切り予定。

2階ルーフテラスの夜景。正面はリビングの吹抜。右側に階段室。左にはコートテラスを通って入るパパの書斎。

2階の「離れ」になっている書斎から見下ろすリビング吹抜。
「離れ」にいてもリビングの様子が判るように設計しました。

主寝室。正面にはモザイクタイルを貼ったドレッサー。その横の光の筒は、下のワークスペースに光を落とし、冬は1階に設置した蓄熱暖房の暖気を主寝室に採り入れるための、小さな吹抜です。

ウッドデッキのあるバスルーム。

調湿性能のあるエコカラットを貼ったトイレ。

この住宅事例を手掛けた建築家

白崎泰弘・治代

建築家 / @東京都

シーズ・アーキスタディオは、機能的でありながら、住み手の心に響くデザインを心がける一級建築士事務所です。 建築家 白崎泰弘・白崎治代のパートナーシップにより設計をしています。 男女両方の目線から設計し、木造や鉄筋コンクリート造といった構造は案件ごとに相応しいものを提案するのが私たちの特徴です。

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