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敷地は40年ほど前に開発された郊外住宅地で、神社の丘の緑やゆったりと配置された住宅の緑、ゆるやかな傾斜が特徴的でした。
のびのびと子育てをしたいと都心から移り住む家族のために、様々なスケールでの時間の流れや地形、近隣の建物や人の自然な繋がりが生まれるように、大きな軒下空間によって内外があいまいに繋がる住まいを考えました。
近所の人と触れ合う場、庭と繋がる外のリビングや玄関となる半屋外の外土間が緩衝空間となることで、開放的な内部土間を可能にしました。
内部には3m×3mの大きなテーブルを配置し、その周りのこあがり、収納、パントリー、水廻りと連動してテーブル周りで家族が思い思いに過ごせるような場所をつくりました。2階は屋根の中のプライベートスペースとなっています。
庭は敷地の高低差や残土を利用し、クローバーで覆われた緩やかな丘と斜面をつくることで、住宅と街とのほどよい距離感が生まれました。
■千葉県建築文化賞 入賞
■住まいの環境デザインアワード2019 日本ベルックス賞
アウトドア好きのお施主様からは、細かいご要望はあまりなく、「家らしい家にしたい」と、大らかで気持ちよい家をご希望でした。
土地探しの段階からご相談いただき、土地が決まってから数案目に大きなテーブルがある開放的なプランに決定しました。概ねお任せいただきましたが、収納や素材など細かいことも相談しながら進めました。
クローバーで覆われたアプローチの先には、玄関でもあり外リビングでもある大きな軒下空間が家族や来客を出迎えます。 (写真:西川公朗)
クローバーに覆われたアプローチ。 道路との約1mの高低差を緩やかなスロープでつなぎました。 (写真:西川公朗)
クローバーの庭から繋がる大きな軒下空間は、外リビング、玄関となり、室内と街の緩衝空間になっています。 ハンモックを吊るしたり、ランチを楽しんだり、子供の遊び場になったり、ご近所さんとおしゃべりしたり、・・・さまざまなアクティビティを楽しめる空間です。
庭に開いた軒下空間。 引戸をあけると、屋内の内土間と繋がります。 (写真:西川公朗)
3m×3mの大きなテーブルのある土間。 テーブルはキッチンカウンター、ダイニングテーブル、書斎・勉強デスクを兼ねていて、いつも誰かがテーブルのまわりにいるような場所になっています。 テーブル下の大容量の収納やキッチン奥のパントリー、壁面収納、こあがりの床下収納など充実した収納によって、テーブル周りでの様々なアクティビティが可能になります。 (写真:西川公朗)
大きな軒下の土間が家族や来客を迎えます。 (写真:西川公朗)
3m×3mの大きなテーブルのある土間。 テーブルはキッチンカウンター、ダイニングテーブル、書斎・勉強デスクを兼ねていて、いつも誰かがテーブルのまわりにいるような場所になっています。 テーブル下の大容量の収納やキッチン奥のパントリー、壁面収納、こあがりの床下収納など充実した収納によって、テーブル周りでの様々なアクティビティが可能になります。 (写真:西川公朗)
外土間から内土間に入ると、3mx3mの大きなテーブルが迎えます。 大きなテーブルは、ダイニング、キッチン、勉強・書斎デスクになります。 (写真:西川公朗)
5枚の引戸をあけると、内土間、外土間から庭へと空間が繋がります。 (写真:西川公朗)